ペットがいないのにノミが出た!家に大発生したノミとの戦い~奮闘編~

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2015年9月29日、それは起こりました。

この記事はノミとの奮闘と状況を記載したものです。手っ取り早く対策を知りたい方は次の記事の~対策編~をご覧ください。

ノミとの戦い~対策編~

  1. はじまりは謎の虫刺され
    1. それはノミだった!
    2. 気づいたときには大発生
  2. ノミの発生原因は?
    1. 夫が原因では?
      1. 実はこれが原因ではなかった・・・(後日談)
    2. 会社の同僚が原因では?
      1. これも無実の罪だった、、、
    3. 隣の家の草刈りが原因では???
      1. これもいいがかり
  3. ノミ退治|素人対策では今一つ
    1. 防ダニスプレー
      1. 防ダニスプレーの結果
    2. 布団を天日に干す
      1. 布団を干した結果
    3. 虫よけスプレー
      1. 虫よけスプレーの結果
  4. 見えない恐怖!これがノミの被害
    1. ノミ刺されの特徴
    2. 蚤のかゆみの度合い
    3. 一度に何か所も刺される
      1. 刺されてもすぐには気づかない
      2. 服の中に入り込まれて刺されまくる
      3. 布団、毛布の中で繁殖する
    4. 猛烈なかゆみ
      1. 長時間続くかゆみ
      2. ぶり返すかゆみ
      3. 市販のかゆみどめが効かない
  5. ノミの性質
    1. 驚異の繁殖力
    2. 蚤の種類
    3. 蚤の形状
    4. ノミのライフサイクル
      1. ノミの卵
      2. ノミの幼虫
      3. ノミの蛹(さなぎ)
      4. ノミの成虫
    5. ノミはまるでプレデター・見えないエイリアン
  6. 恐ろしいノミの健康被害とは
    1. 身体的被害
      1. 蚊とは比較にならないかゆみと刺され跡
      2. 悪化すると病院送りに
    2. 精神的被害
      1. 痒さと恐怖でノイローゼ気味に
    3. 金銭的な被害
    4. 人間関係的被害
  7. ノミ刺されのかゆみについて
    1. すぐにはかゆくはならない
    2. 刺し跡は小さい丸い点
    3. 強烈で長く跡をひくかゆみ
    4. 一度に複数個所刺されるかゆみ
    5. かきむしることによって倍増するかゆみ
    6. 通常のかゆみ止めが効かない
    7. 薬の効果も限定的
    8. かゆみを早急におさえる対策が必要

はじまりは謎の虫刺され

9月末、すっかり涼しくなり始めたころ、気が付くと手足に何か所か虫に刺された場所がありました。
普通の蚊よりも強いかゆみ、そして小さな赤いふくらみも、蚊とは別の虫のような気がしました。

ふと見るとちいさな羽虫のようなものがいました、まだ残暑の残る中、窓を開けていたので入ってきたのかもしれません。
網戸はしていたのですが、小さな虫ならすり抜けてくるかも。この小さな羽虫に刺されたのかな、とその日は気にせず眠りました。

(のちにそれは黒蟻のオスでたまたまだったことがわかりました)

そしてその夜、猛烈なかゆみで目が覚めました。刺された箇所は増えていたようでした。

蚊に効くプッシュ式スプレーをしてまた寝りにつきました。
蚊や羽虫にはこれが良く効きます。いつものようにそのまま何事もなく夜を過ごせるはずでした。

ところが一向にかゆみが収まる気配はありません。

それはノミだった!

私は夜中に目が覚めたときや朝、一口水を飲むので、枕元に常にマグカップに水を入れて寝ています。

その夜、目覚めて、電気をつけ、枕元にあるマグカップで水を飲もうとしました。
カップの中に目をやると、白いカップの底になにか黒いつぶが入っています。

寝ている間にゴミでも入ったのかと思い、目をこらしてみました。
小さいですが、足のようなものがある、虫のようでした。

前日見かけた小さな羽虫かも、とさらに凝視したのですが、羽らしきものがありません。

何だか足が長いような?

虫眼鏡をもっていないので、ミラーレス一眼を持ってきて、望遠でそのカップの中を撮影し、画像を拡大してみました。

これはノミだ!!

間違いない!

気づいたときには大発生

いったいいつからなのか、気が付いたらノミが私の寝室に発生していたのです。

その日、、少し涼しくなってきていたので、私は毛布を使い始めました。

ノミはどうやら毛布の中に住んでいるようです。

茶色の毛布なので、ノミが隠れるには絶好の場所です。
表面を見てもその存在が全くわかりません。

それでも間違いなくその場にいると刺されるのです。

ノミの生態はそのときは詳しく知りませんでしたが、こういう害虫は1匹いれば数十匹、繁殖しているのは間違いありません。

私の血を吸ってどんどん増殖していくことでしょう。

そうこうしているうちにもどんどん刺されあとが増えてきます。
掻いてもおさまらないどころかひどくなるばかり。

ノミが家で大繁殖したことなど経験がないので、どうしていいのか全くわかりませんでした。

うちには猫も犬もいない、ペットを飼ったことがないのです!

ノミの発生原因は?

猫や犬などのペットを買ったことのない我が家がなぜノミの襲撃にあったのでしょう?
かゆさで頭がおかしくなりそうな中、周囲の人を疑うことになりました。

夫が原因では?

家は夫婦そろって猫は大好きですが、事情があって飼うことはできません。
なので、出先で猫を飼っているところでぞんぶんに可愛がらせてもらっていました。

蚤が家で発生する数日前、夫はよく遊びにいく友人の家で、その日も猫ちゃんをなぶりまわしてゴキゲンで帰ってきました。

「ぜったいお父さんが原因だ!猫を触ってくるから!それに部屋がほこりだらけで掃除してないから繁殖したんじゃないの!!」 と、罪をなすりつけ、、

険悪な雰囲気になりました・・・

実はこれが原因ではなかった・・・(後日談)

頻繁に遊びに行っているので、猫を触って帰ってくるのはその日に始まったことではありません。だから急にノミが発生するのもおかしな話。

友達の家の猫はちゃんとノミ予防をしていて、ノミの被害に遭っていない!
夫は無実でした。。

会社の同僚が原因では?

会社の同僚の女の子(以後Aさん)も愛猫家、かわいい猫ちゃんを飼っていていつも自慢のスマホ写真を見せてもらってました。
私はいつもその子とソファーに並んで座ってお弁当を食べています。

「Aさんからノミもらったのかもしれない!こうやって一緒に座ってるからうつったんだ!」
そうして私は会社の休憩室にダニよけスプレーをまき散らし、人間にも悪いんじゃないかというくらい充満させました。。。

これも無実の罪だった、、、

Aさんの猫は完全家飼いで、ノミ予防の薬も定期的にやっている。ノミがどんなものか知らないし見たこともないと言っていました。

隣の家の草刈りが原因では???

最近、お隣が引っ越してきて、隣の空き地になっていたところの草むらを大々的に刈ってきれいにしてくれました。
いい人が越してきてくれてよかったね、、と思ってたんですが、草を刈ったことによってこっちに猫ノミが飛んできたのでは!
と疑いました

これもいいがかり

草刈りをして整えれば、害虫は減りはするものの、増えることはない、お隣には何の罪もないのです。

半ノイローゼ気味になって、冷静な判断ができなくなっていました。

ノミの原因は後日明らかになりますが、その時は原因よりもまず、被害への対処を急がなければなりませんでした。

ノミ退治|素人対策では今一つ

蚤の発生に気づいたときにはすでに遅し、素人の浅い知恵では何をやっても効果は得られませんでした。

防ダニスプレー

まずはドラッグストアにいって、ダニ除けのスプレーを買ってきて部屋中に噴霧しました。ノミ除けがなかったのでダニで。
ソファーや枕に使えるというものなので、とにかく吹きまくりました。
身体にも吹き付け、会社でも吹きまくりました。1本のスプレーを1日で使い切りました。

防ダニスプレーの結果

即効性の効果は得られず、減っている気配も感じられませんでした。 効いていても時間がかかるのかもしれません。

部屋中がハーブのにおいで蔓延しました、においは悪くありませんが、これだけ撒きすぎては体にどう考えても悪そうです。

また、卵や蛹には効果がないそうで、毎日次々卵が孵って成虫になって繁殖を続けます。

布団を天日に干す

夫は楽観的で「一日干しときゃあ死ぬだろ」といって布団を干していました。

ノミのことはわかりませんが、ダニは布団を干しても裏側に逃げるだけで死なないということも効いていたので、ノミに効くとも思えませんでした。

それに外に干すことによってノミがさらに飛びついてきそうで恐怖でしたが、とりあえずやってみるだけやってみました。

布団を干した結果

何の意味もありませんでした。布団に触るだけで次々にさされていきました。

虫よけスプレー

とりあえず刺されないようにするために、スキンガードを全身にかけまくりました。
欠点は、ストッキングの上からかけられないことです。ストッキングが溶けてしまいます。
私はリンパ浮腫で弾性ストッキングを脱げないので、脱いで履くのが本当に手間でした。

虫よけスプレーの結果

スキンガードをかけたそばからノミが足に飛びついてきました。
少しの隙間があればそこに来るそうです。ただし、やらないよりはましなようです。

何をやっても有効な手段がない!精神的にくたくたになりました。

見えない恐怖!これがノミの被害

ノミ刺されの特徴

ノミ刺されは蚊とは違います。気が付いたら複数個所を刺され、強烈なかゆみが何日も襲います。

蚤のかゆみの度合い

蚊は刺された直後が一番かゆく、だんだん引いてきますが、ノミはだんだんとかゆみが増して、長く続きます。

夜、身体が温まるとかゆくなり、眠れません。私は2週間ほとんど眠れませんでした。
病院で薬を処方してもらい、睡眠薬を飲んでもかゆみですぐに起きてしまいました。

一度に何か所も刺される

ノミは一度に1か所だけではなく、歩きながら何か所も吸っていきます。
赤くぽつぽつとラインを描いて腫れていきます。そしてそれぞれが猛烈にかゆくなります。

刺されてもすぐには気づかない

蚊はとまって血を吸っているときにチクっと感じて気づくことがありますが、ノミの場合は刺されているときは気が付きません。

何十分、下手をすると数時間後にかゆくなって気づく、つまり気が付いたら刺されまくっていて、ノミはとっくに逃げて産卵している可能性があるのです。

服の中に入り込まれて刺されまくる

刺されてもすぐには気づかないという性質なので、服の中に入り込まれたら厄介です。
体中を歩き回られ、全身をくまなく刺されまくります。私はスウェットのズボンをはいていたのですが、ズボンを脱いだら裏のパイル地のところを歩いていました!

布団、毛布の中で繁殖する

蚤は血液をするとすぐに産卵体勢に入るそうです。布団、毛足の長い毛布は絶好の住処。

我が家はペットがいないので、人間の血を吸うしかノミは繁殖ができません。寝ている間に吸いまくれるのでノミには好都合。
毛布の中に入られてしまっては、表から見ることができません。

布団はフケなど幼虫の餌になるものもたくさんあるので、ノミにとってこれ以上の場所はありません。

猛烈なかゆみ

かゆみも強烈です、根深く蚊の比ではありません。神経を害します。正常な判断力さえ失われます。

長時間続くかゆみ

蚊なら数時間たてば引いてきますが、ノミは1日経っても消えません。数日、下手をすると1週間長引きます。
しかもその間にさらに新たな場所を刺されるので、いつまでも終わりが見えません。

ぶり返すかゆみ

いったんかゆみがひいても、体が温まったり、他の場所を刺されることによって、かゆみは何度もぶり返します。
寝ようとして寝ても、かゆくて目が覚めてしまいます。私は1週間以上、ろくに眠れませんでした。

市販のかゆみどめが効かない

蚊に刺されたとき、家ではいつもキンカンを使っていました。ところが、キンカンが効かないのです。
ちょっとの間、スーッとしているときだけは気がまぎれるのですが、一瞬です。
あまりにも全身がかゆいので、アイスノンで冷やしまくってかきむしるのを防ぎました。

ノミの性質

驚異の繁殖力

ノミは血液を吸った後、48時間以内に30個ほど産卵、1か月ほどで成虫になるそうです。(詳しくは別途)
一匹が紛れただけなら、繁殖することはありませんが、家に何匹もいると気付いた時点で、すでに繁殖、何十何百も次々に蛹から成虫になっていることになるのです。
そして毎日毎日、新たに生まれてきているのです。

蚤の種類

ノミ(蚤)とは、節足動物門 昆虫綱 ノミ目(隠翅目)に属する昆虫の総称。
足が六本で胸についている昆虫の一種です。

ネコノミ、イヌノミ、ヒトノミなどの種類がいるが、人につくヒトノミは現代の衛生状態のほとんど見られなくなったそうです。
現在、ノミとして繁殖しているもののほとんどが『ネコノミ』だそうです。

蚤の形状

蚤(ネコノミ)の大きさは体長1~2ミリ。メスの方がオスの倍以上大きいです。
ゴマ粒のように目に見えます。長い後ろ足も生えているのが見えます。
固くつやのある体をしています。翅(はね)はありません。

ノミのライフサイクル

ノミの卵

0.5ミリ大の楕円形をした白い卵。
さらさらとして粘着性がないため、産卵した場所などにくっつくことなく落下します。
湿度のあるところで1~6日でふ化します。
(埃やフケなどと一緒になっているので目で見るのは難しいです)

ノミの幼虫

体長2ミリ~4ミリと成虫より大きい。
細長い蛆(うじ)状の幼虫。ノミの成虫の血液の混じった糞や、動物の体表から脱落した有機物(フケや垢など)を食べて育ちます。
1~2週間2度の脱皮を経て蛹になります。
(成虫より大きいですが、まだ幼虫を見たことがありません。)

ノミの蛹(さなぎ)

ノミの幼虫は糸を吐いて繭を作って、その中で蛹になります。
大きさは成虫と同じくらい、約1週間でいつでも成虫になれる状態(蛹化)になります。
そして人間や動物が近くに来るのを待ちつづけ、気配を感知すると素早く成虫となり、飛び移って吸血を始めるのだそうです。
成虫になるのは、温度や湿度が好適な条件になったときだそうです。(温度24度以上、湿度70%以上)
さなぎのまま数か月~1年生き続けることもあります。
(蚤の生息場所通ったとたん飛びつかれるのは羽化した瞬間だったのかもしれませんね)

ノミの成虫

蚤の成虫は動物に寄生してから8分以内に吸血し、メスは旧結語48時間以内に産卵を始めます。
猫や犬などの動物だけでなく、人間の血も吸います。ただし人間の体に住み続けることはないようです。
一回の卵の数は約30個。
成虫の寿命は約2~4週間とのこと。

蚤の一生は通常2か月程度、卵から成虫までは1ヶ月程度なので、ノミが何匹も発生している場合は、1ヶ月以上前に卵が産まれていた計算になります。

ノミはまるでプレデター・見えないエイリアン

蚊やGがかわいく思えてきます、、

蚊はシュっとする殺虫剤ですぐ死にますし、かゆくてもすぐ収まります。
Gは気持ち悪いのと不潔なのはありますが、よく考えたら特に何もするわけでもありません。

ノミは、どこにいるかもわからず寄ってきて、普通の殺虫剤では退治できませんし、とにかくかゆいのがたまりません。

恐ろしいノミの健康被害とは

ペットを飼っていない我が家ではノミの被害は想像を絶するものでした。

一晩で刺された場所を数えてみました。
全身で96か所ありました。

翌日同じ布団で寝たことによってさらに倍増、もう一度数えて200か所を超えた所でやめました。

身体的被害

蚊とは比較にならないかゆみと刺され跡

まずなによりも、その激しいかゆみです。市販のかゆみ止めでは収まりません。
しかも痒さは何日も続き、ぶり返したり、かきむしれば、とびひしてさらに悪化します。

ノミの刺され跡は何か月も、何年も残ることもあります。

悪化すると病院送りに

私は全身を刺されて熱をもってきたので、急遽病院にいき、2週間通いました。
ひどい場合はノミが媒介となる感染症にもなる場合があります。

精神的被害

痒さと恐怖でノイローゼ気味に

常に全身にかゆみが走り、熱をもっていて頭がくらくらしてきました。
ちょっとでも皮膚に感覚があるとノミなのでは!とおびえて全身をはたきまくります。

うかうかと気を休めることもできず。家中に発生したノミのせいで、家庭に安楽の場がありません。

かゆかったり、薬で頭がぼうっとして仕事も集中できないし、一日中ノミのことが頭から離れません。

一体この状況がいつまで続くのか、、絶望的な気持になりました。

金銭的な被害

ノミのせいで買わなくていい対策費用を費やすことになります。
殺虫剤、虫除け、かゆみ止め、掃除機、ふとん乾燥機。
あれがいい、これがいいとネットで見つけてはすぐ買いあさる毎日。

病院にいって医療費もかかりました。

バルサンも部屋数があると馬鹿にはならない金額になります。
しかもバルサンをしている間の出かけ先にもお金がかかります。
全部蚤のせいです!

人間関係的被害

さらに誰が原因なのか疑い深くなって、人間関係まで悪くなります。
自分は刺されまくっているのに、刺されない家族が平気で楽天的にしていると、頭にきます。
イライラして機嫌が悪くなり家庭内にも亀裂が走ります。

ノミ刺されのかゆみについて

ノミは吸血昆虫でかゆみをともないますが、蚊とは違うのですぐに違和感に気づくことでしょう。
繰り返しになりますが、蚊とは違うノミのかゆみについてご紹介します。

すぐにはかゆくはならない

蚊は吸血した直後、もしくは吸っている最中に気づいて早期に発見できますが、ノミの場合は数十分または数時間後にかゆみがくると言われています。

そのため、かゆみに気づいたときにはすでに何か所も刺され、ノミはとっくにどこかに去っていることでしょう。
早いものはすでに産卵している可能性もあります。

刺し跡は小さい丸い点

蚊の刺され跡は、平面に広がり膨れることが多いですが、ノミの刺され跡はあまり広がらず、5ミリ程度の円形に赤くなり、中心点には刺した後が見られることがあります。

掻くと刺され跡の部分が破れ、水(体液)がでてきます。そうなると跡が残りやすいです。

強烈で長く跡をひくかゆみ

蚊の刺され跡は、最初に強烈なかゆみきますが、蚤刺されの場合、強烈なかゆみが長く続きます。
いちど引いても、ぶり返したり、熱を持ったかのように腫れあがることもあります。
夜寝ていてもかゆみが戻るので、眠れないなどの二次的な症状を起こします。

一箇所の刺され跡は、早くて数日、だいたい1週間程度、かきむしってしまうと2週間以上もかゆみが続く場合があります。

一度に複数個所刺されるかゆみ

ノミは身体の中をはい回りながら、何か所も刺していきます。前述したように、蚤のかゆみは時間がたってから発症しますので、気づいときにはすでに複数個所を咬まれています。

それぞれが強いかゆみを放ちますので、相乗効果でさらにかゆみを増してしまいます。

かきむしることによって倍増するかゆみ

複数箇所刺されることによって、かゆい場所が広範囲に広がるため、つい無意識にかきむしってしまいます。
すると体が熱を持ち、さらにかゆみが増していきます。
さらに神経が刺激され、刺されていない部分にまで飛び火して、アトピー性皮膚炎状の症状を引き起こすこともあります。

通常のかゆみ止めが効かない

ウナクールのような、蚊の症状をおさえるかゆみ止めがほとんど効きませんでした。
キンカンは塗った時の刺激が強いため、一瞬おさまりますが、蚤のかゆみはすぐにぶり返してくるため、一時しのぎにしかなりません。

病院で処方される、強いステロイド剤や、アレルギーを抑える飲み薬を飲むことによって、ようやく治まります。

薬の効果も限定的

病院で強い薬をもらっても、数時間で切れてかゆみはぶり返してきます。
眠っている数時間の間に薬が切れて目が覚めてしまいます。

大量に刺されたら、それぞれの刺され跡が全ておさまるまで、最低でも2週間は睡眠不足が続くでしょう。

かゆみを早急におさえる対策が必要

以上のように、蚤のかゆみは蚊とは明らかに違い、重症です。
早めに刺されない対策をとるか、かきむしって悪化させないようにする対策が必要です。

ノミとの戦い~対策編~に続きます!