体調不良のため長らくお休みしていました、過去をさかのぼって更新していきます。

ターナー デザインガッシュ(不透明水彩)で人物画色クロッキー

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ターナーデザイナーズカラーを買ったので、人物画の一発描きクロッキーをしました。

ターナーデザインガッシュ

18色セット。

私は高校でデザイン専攻をしていました。当時はアクリルガッシュというものがなくて、ガッシュと言えばこのターナーのデザインガッシュか、ニッカーのデザイナーズカラーでした。

デザインがほとんど変わってなくて当時のトラウマ(課題地獄、教師からの罵倒)がよみがえる笑

デザインガッシュとアクリルガッシュの違い

ガッシュというとアクリルガッシュのほうが今や有名ですが、、

アクリルガッシュは、アクリル樹脂でできていて、乾くと固まります。二度と溶けません。
なのであとで重ね塗りしても下の色が浮いてくることは絶対になく、完全に覆い隠せます。

ガッシュ(今回の場合デザインガッシュ)は、乾燥したあとも水で溶けます。
濃く重ね塗りをして下の色を覆い隠すこともできますが、水加減で下の色が浮いてきます。それをテクニックとして使うこともできます。

ガッシュはあとで溶けるので、パレットに出して乾かして、透明水彩のように使う作家さんもいます。
ただし、透明水彩よりも溶けが悪かったり、乾燥すると粉々になったりするので注意も必要です。

デザインガッシュとポスターカラーの違い

デザインガッシュ(又はデザイナーズカラー)は、ポスターカラーに比べ顔料を良いものを使っているようです。

ポスターカラーが一時的な発色が良ければいいもの(文化祭イベントとか、データ化するアニメ背景など)に使われるのに対し、

デザインガッシュは作品としての使用にも耐えられる良質の顔料が使われいてるようです。
不透明水彩と言い換えても良いと思います。

ホルベインの不透明水彩とか、ニッカーのペインターズガッシュとかもありますが、そんなに大差がないんじゃないかなと。

あいまいなことしか言えなくてすみません😅絵の具の違いばかり追求するとコレクター化してしまうので。。。

ポスターカラーでもそんなに使用感に違いはないのですが、混色時の鮮やかさが上位グレードのデザインガッシュのほうがいいんじゃないかな、と言う感じです。

練習で描く分にはどっちでもなんでもいい気がします。

人物クロッキー

普段は、鉛筆等でクロッキーをしますが、油絵を描く時みたいに最初から絵の具で描いていく練習をしてみたいなとしてしてみました。

テレピンおつゆ描きみたいに、もちろん薄く水で溶いて描きます。

描きながら形をとる。

机のセッティングはこんな感じ。

パレットはミジェロのシールドパレット。

韓国製ですがネイサン・フォークスさんなど世界の名だたるガッシュアーティストがこぞって愛用しているすぐれもの。

なんで日本にはこれ系のパレットがないの??

イーゼルは書見台です。

私が描くサイズだとイーゼルはでかすぎるので、これくらいがちょうどいいです。安いし。

こんな感じでささっと描きました。似てなくてもデッサン多少狂ってても、とりあえずは気にしない。

色で描くのが大事と言うことが今回のめあてです。

人物2

色を変えてやってみます。

補色(この場合紫と黄色)で描いてみると、明暗だけに注目できるのでいいかもです。

人物3

最初に明暗レイヤーだけ書いてしまったらどうかな?

いろいろ試行錯誤してみます。

今回使ったのはマルマンの図案スケッチブック。

もうちょっと厚手のスケッチブックが手軽に手に入るといいのになぁ。。
日本は200g以上の厚手のスケブが高すぎる、、、そんなに品質良くなくてもいいのに、貧乏な学習者に優しくない!

水溶性のデザインガッシュで、薄いマルマンの画用紙。厚塗りの限界にきたので手を止めます。

厚塗りするならアクリルガッシュのほうがいいかもですね。
何事も練習。(そうして画材が増えていく)

ターナーのデザインガッシュはポスターカラーよりは高いですが、ホルベインの不透明水彩よりは安いので不透明の練習をガンガンしたいならおすすめかもです。でもポスターカラーでもいいかもなー。。