体調不良のため長らくお休みしていました、過去をさかのぼって更新していきます。

トイレットペーパーが無ければ手で拭けばいいじゃない~インド・インドネシア・タイで学んだこと【動画追加】

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トイレットペーパーの品薄は落ち着いたのでしょうか?

こんな世の中を生きていく術についても考えないといけません。

世情不安があるとすぐに買い占めが起こる社会

トイレットペーパーが品薄なのは少し落ち着いたのでしょうか?マスクはまだまだ不足しているようですが、トイレットペーパーが棚から消えた原因は原料の不足ではなく、世間の不安をあおるデマが原因でした。

からっぽの棚が報道されて、デマとわかっていても慌ててストックを買いに走られた方も多いと思います。いくら在庫は豊富と言われても、現実、お店から商品の姿が消えるわけですからね。

同時にインスタント食品などの食べ物も品薄になったということで、恐ろしいのはウイルスよりも人間の集団心理かもしれません。

トイレットペーパーの代わりになるものがない

特に、トイレットペーパーは世情不安になるたびに不足する象徴的な商品だと思います。

マスクは手作りものやハンカチなどで代用したり、ティッシュはタオルなどを洗って使ったりとして運用できますが、トイレットペーパーは他に代わるものが現代社会ではなかなかないので、万一なくなったらどうしようと心配になるんでしょうね。

他の紙や布ではなかなか代用しづらいものです。

手で拭くという方法があります

でも、ご安心下さい。トイレットペーパーが無くなったら、手で拭けばいいんです!

手で拭くなんてありえない!汚い!そう思われるのは当然だと思います、私もそう思います。

でも、世界には当然のように手で拭く文化があります。

今はもしかしたら少なくなっているかもしれませんが、30年位前まではそうでした。

私はインド、インドネシア、タイなどの国で実際に体験しています。

インドでは、『左手は不浄の手』とされています。これは単なる差別的な意味あいだけではなく、まさに『う●ちを拭く手』だから汚いとされているんです。

私は左利きなのでたまったものではありません。インドで左手でカレーを食べていたら、見知らぬおばあさんに手を叩かれ「そっちは、お尻を拭く手!!!」とジェスチャー付きで怒られたこともあります。

余談ですが、インドのとあるへき地の村に滞在していたとき、寝る前に村のトイレタイムというのがありました。

田舎の村には各家にトイレがついてないことも多かったのです。

十数人のグループになってみんなで手桶の水を一人一つもって河原の広っぱに行くんです。そして、大きな円を描いて、外側を向いて座って一斉に用をたすんです。

外側を向いて用を足すので、他の人の用足しの様子が見えないというメリットがあるのと、村は夜になると虎が出るので、全員が360度外側をみて虎の見張り番ができるという効果もあります。

一人で夜トイレに出るのは虎に襲われる危険がありましたので、寝る前のトイレタイムは重要でした。

私も参加しましたが面白い体験でしたよ。インドの長距離列車から外を眺めていると村のトイレタイムの風景も何度かみることもできました。今もこの風習があるのか知りません。

手で拭く具体的な方法

それをここで動画などで説明するわけにはいかないので、さらりと文章にします。

ウォシュレットがあればそれで流せばいいと思いますが、ない場合、インドやインドネシア、タイでは、お風呂の手桶みたいなのに水を汲んでそれを用意していました。

↑こんなやつです

私が体験したのは全て暖かい国だったので、水道水そのままで冷たいということはありませんでしたが、日本のように冬寒い国はぬるま湯を用意した方がいいかもしれませんね。

そして、用が済みましたら、左手をしめらして、拭きとりつつ流し、それを数回繰り返します。最後に、手を手桶の水ですすいで完了です。

左利きの人は右手を使うのもアリなのかもしれませんが、私は左利きですが左手を使いたいと思います。こんがらかっちゃいますからね。

南国の国では、濡れた下半身は拭かずにそのまま下着を履いています、だからお尻が濡れたまんま歩いている人がたくさんいました。(どうしてるんだろうとなかなか聞けませんでしたが(笑))

日本では冷えて風邪を引くかもしれませんので、仕上げのおしりふきタオルがあるといいかもしれませんね。

インドやインドネシア、タイでもトイレットペーパーは売っていたんですが、すごく高くて巻きも少なくてすぐになくなってしまうので、手拭きを覚えると快適でしたよ。

・・・それらの国も欧米の文化が入って経済発展している今は知りませんけれどね?

紙で拭く方が汚い?

私が初めて行った海外がインドネシアで、ホームステイをしていたんですが、そこでトイレットペーパーがないとお尻が拭けないという話をしたら。

「紙で拭くだけ?手を使って水では洗わないの??」と驚かれました。

まじかー汚いーー!という顔をされました。

日本人の感覚だと手直接で洗うと大腸菌がつくという心配をすると思いますが、紙で拭く場合も大腸菌は紙の繊維を通過して手に付着するそうですよ。

手で拭く文化の国は、手をとてもよく洗います。特にイスラム圏はお祈りの前に頻繁に手を洗いますね。

手に汚いものがついたらよく洗うという意識がつきますし、自分の健康状態?が直接感じられていいこともあるんじゃないでしょうか?

屋外トイレや手で拭く文化はやはり不潔で、それが原因で命を落とす人もいたから手放しで受け入れられないというのは同意です。

タイとインドネシアは30年前でも比較的清潔な印象でしたが、インドは確かにかなり汚かったです。
人生史上体験したことのない下痢になって現地で入院しました。生きて帰ってこれて良かったと思います。この話はまた機会があればしたいと思います。

いざというときも何とかなるはず

とはいえ、私も普段から手で拭きたいわけではありません。あくまでもトイレットペーパーが一切手に入らなかったときの対処です。いざとなったらこうすればいい、という方法があれば、パニック買いは防げるんじゃないかなと思います。

マスクも品切れになって、手作りですとか代用品ですとかいろんな知恵が出てきたように、何かが無くなってもきっと何とかする方法があるはずです。

昔は何にもなかった時代で生き残る人がいたように、過去や外国の文化に倣って乗り越える方法もきっとあるはず。ポジティブにとらえれば楽しく生きられることでしょう。

問題は食料がなくなったときですよね、「雑草や虫を食べればいい」と家族はいいますが、雑草はともかく虫を食べないといけなくなったらさすがに生きるのはツライかもしれません^^;

今中東あたりでイナゴの大被害が発生しているようですが、、イナゴを食べれたら幸せになれるかな?話がそれましたね。

不安な毎日ですが社会にこれ以上の混乱がありませんように・・・。

インド人の実践動画

インド人紳士によるレクチャー動画がありましたので追加いたします。

これでも一応全編英語です。インドの方の英語は独特です😅

finish your business って言うんですね、笑いました。

正直、できればこんなことはしたくないんですが、トイレットペーパーの奪い合いで殴り合いの争いが起きるのを見たりすると、こういう方法もありだよなぁ~と思います。