体調不良のため長らくお休みしていました、過去をさかのぼって更新していきます。

Class101+韓国版 カーミン先生 クリーミーな質感と独特の色味で表現する油絵人物画

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Class101+の韓国版だけで公開されている講座ですが、会員は視聴可能です。

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私は実を言うと、技法の中では油絵が一番好きなんです。好きというのもあるし、合ってる。
デザイン専攻で全ての芸大美大を落ちましたが、一浪して入った教育大学では油絵が結構評価されました。(別にすごく評価されてたわけじゃなく、ボロカスに言われなかったという程度)

純粋に描いていて楽しかったし、時間を忘れられた。
金のためにデザイン選んだりせず、高校から油絵をやってればよかったかもなぁ。。

でも今思うと大学時代、油絵もようやっとったわと思います。あの頃は何も考えず、ワンルームで揮発性油をぷんぷんさせて、賃貸なのにどおりゃああああ!と絵の具を散らしてました。

大人になった今、汚れやにおい、なによりも毒性の揮発オイルを吸う健康被害も気になります。。

でもでも、まだちょっと油絵に未練がある。

ということで手持ちの水溶性油絵具DUOで、油絵の人物画講座を受講してみることにしました。

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カーミン先生の油絵人物画

カーミン先生は韓国人で、パステルトーンの優しい色あいでクリームを塗ったような質感の油絵を描かれています。

Class101はあらゆるジャンルの講座があるのですが、油絵が少ないんですよね。しかも人物画はたぶんこの講座だけ。

だからというわけでもなく、画風もすごく好きなのでやって見たくて受講しました。

半分の横顔

沢山の色は必要ありません、全ては練ってねって作ります。
アクリル絵具のように練ってるそばから固まるということもないのでゆっくりできます。

とはいえ、一晩おいて二晩おいてほったらかしとかはできないです。

今回は紙パレットを100均のファイルケースにいれて蓋をしておきました。
上に物を重ねたりもできるので、机が絵を描くのと他の作業が兼用のときには便利。

絵の具の量の感覚が全然わかりません。
先生はちょっとしか作ってないんだけど、自分の場合は大量に消費するのですぐになくなります。

下絵はざっくりで、多少違ってても気にしない画風です。

作っておいたパステルカラーを大胆に置いていきます。色の彩度と明度の感覚が非常に問われますね。

はい、1作目はこんな感じ。

ちなみに描いた支持体(紙)は、キャンソンのオイルアクリルです。

普通の紙感覚で下地塗りなしで油絵が描けるので便利。

ただし油絵は1週間以上乾かないので、描いた後すぐに閉じることはできませんので注意。
水溶性のDUOでも同様です。
別途ファイル棚のようなもので乾かしました。これが面倒と言えば面倒ね。

目をつぶった人物

2作目行きます。

あらかじめ絵の具をつくります。ねるねるねるね。
これも面倒といえば面倒。楽しいと言えば楽しいか。

こんどは下書きをバーミリオンで一発描き。
この下書きをバーミリオンでするっていうのが、結構ネオン効果があっていいということを知りました。

こんな感じで、結構いい加減に描いても割といい感じに描けるかもと思えます。

油絵いいなぁ。

正面顔

3枚目で最後です。

毎回作る色はほぼ一緒ですね。使う色も6色程度です。
カーミン先生の独特の色合いなので、自分で描くときはまた自分独自の色をつくりたいものです。

今回は少しトーンの低い色で一発書き。リファレンスは写真で提示されます。
フリー素材なので、結構あちこちで見たことのあるモデルさんです。

途中経過がかなりひどくて大丈夫かよ?って感じなのですが、これが意外といけます。

まだ乾いてない上に絵の具を載せていくと、絶妙な感じで絵具が混ざり合います。まさしくクリームって感じ。
DUOは普通の油絵具よりも固練りなので、結構水を混ぜることになります。その加減はちょっと難しい。

背景を塗って出来上がり。溶けあう感じがいいですよね。アクリル画だとなかなかこれが難しいです。

クリーミーな質感と独特の色味で表現する油絵人物画 感想

好きですね。ああ、こういう感じ好きだなぁ楽しいなぁって心から思います。

でも油絵は難しい、技術的に難しいというんじゃなくて(技術的にも難しいけど)自分のコンディション的に難しい。

DUOは水溶性といっても油絵具なので、水洗いしてもべたべたします。アクリルのようにサラリとはしていません。体調により、後片付けができるときとできない時があるから、できるだけ体に負担のかからない、家族に迷惑かけない技法にしないといけない。

それにやっぱり金額的にも高い。水彩よりも絵の具を多く消費するので、稼ぎのない自分には難しいです。一生治らない病気&悪化していくだけなのでこれから働くことは考えられないし。

楽しいし、やりたいけど、身の程をわきまえて、好きなことを捨ててできることで画材を選ばないといけないのは切ないな。

まあ制限があってこそ、洗練されるというから、気移りできないことをラッキーだと思うしかないね。色合いとか、技法とか、他の扱いがしやすい絵の具にも応用できることが学べたので、とても満足の講座でした。

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