看護学校を社会人入試で受験する場合、面接と作文(小論文)のみで、学科が課せられない場合もあります。
社会人入試は勉強をしなくていいから簡単!?
本当でしょうか?
筆者は逆だと思っています。
学科の勉強で、点数で採用してもらえるなら、そちらのほうが確実です。
勉強は、必ず結果が出ますし、看護学校の学科試験は、高校を卒業した者にはそれほど難しいものではありません。
看護学校の受験予備校に行って傾向を学んだり、または論理的な作文が得意な方は、参考書などで独学することも可能でしょう。
しっかり訓練すれば、学校側の求める、ある程度の結果のものは書けるようになります。
たとえ学科が満点でも、面接で落とされるという話を聞きました。
面接は何のために行われるのか?学校側が欲しい人材を見極めるのです。
ここで、面接官に気に入られなければ、学校の方針に合わなければ、絶対に合格はできません。
あらゆる意地悪な質問を想定し、質疑応答の訓練を積むことが必要ですが、どんなに頑張ろうと、面接の特訓をしようと、いらない人はいらないのです。
学校の求める人材とは何か、見きわめるのが大切です。
社会人入試の競争率も重要です、どんなに優秀だろうと、社会人は3人しかとらない、30歳以上はとらない場合も多々あります。
あたってくだけろで面接を受けるのも、一つの手です。
ですが、そればかりに頼らず、学科の勉強もし、一般入試で学力を優先してとってくれる学校も併願して受験に望むことが大切だと考えます。
できるだけ、努力が確実に報われることを実行しましょう。
それでも面接が欠かせないところも多いです、ではどうすればいいのか。
多くの看護師養成学校は、地域医療の人材不足を解消するため、という目的をもって設立されています。
つまり、その学校を卒業し、提携病院に就職し、ずっと長く働いてくれる人を求めています。
とくに公立学校の場合、人材を育てるために、莫大な税金が使われます。
そんな風にお金と時間をかけた生徒が、資格をとったら、別の地方にいってしまったり、結婚してすぐやめてしまったら、お金の無駄になってしまいます。
女性ですから、結婚も視野にはいるのは仕方ないことだと思います。
ですが今は福利厚生が充実した医療機関もあり、結婚し子育てをしながら働くことは、他の職種よりもむしろ有利になってきています。
やめないで働きづつける、その意志を固くする(見せる)ことが大切。
自分が学校の欲しい人材だと思わせること、それが一番の受験対策といえます。