2007年8月に某クリニックで、近眼のレーシック(ラゼック)手術を受けました。
レーシックを受けた理由
近眼がひどくて、視力が0.01以下でした。眼鏡・コンタクトがなければ何も見えません。
眼鏡のレンズは分厚くて、重くて肩が凝ります。眼鏡代もバカになりませんし、なにより眼鏡は不便で見た目も気になります。
コンタクトレンズにもしていましたが、重度のドライアイで、目が痛くなります。まばたきでコンタクトがぽろりとはがれ落ちてしまうほどでした。
さらに、私は激しいスポーツをしていて、眼鏡をかけたり、コンタクトをしたままでは競技ができず不便だったのです。
昔からレーシックは知っていた
私の目が悪くなった中学生頃(80年代)から、レーシックは存在していました。当時は30万円くらいで、ロシア(当時ソ連)に行って手術するという話でした。
若い頃は視力が安定しないので、30歳過ぎたころにやるのがいいとも言われていたので、大人になったらレーシックをするのが憧れでした。
レーシックをした知り合いの紹介
30歳を過ぎて、スポーツに興じていた折、同じ競技をしている仲間でレーシックをした人と知り合いました。その人は日本在住の香港人でした。知り合いがやって成功したという安心感と、紹介クーポンをもらってかなり安くなるクリニックでレーシックを受けることを決めました。
(どこの院名かはアフィリエイト報酬はがして解除されたので消しました!)
近くの院がない!
現在は名古屋院ができたのでいいのですが、当時はありませんでした。
ですので、私は大阪院まで出かけていくことになりました。
検査してすぐ手術するわけではないので、検査・手術・術後検査とそのたびに大阪に行ったので交通費がかなりかかりました。
レーシック手術の流れ
予約
まずは、初回の面談・検査をします、ネットでやったか電話でやったか今では忘れてしまいましたが、ネットでも簡単にできるので気軽に申し込めると思います。
面談
まずは、レーシックについての面談があります。だいぶ昔のことなので詳しくは忘れましたが、かなり詳しい説明を受けたことは記憶に残っています。説明を聞いてやめたくなったらやめることももちろん可能です。
綺麗な院で、たくさん人がいました。
検査
面談と同じ日に検査があったと思います、もしかしたら別の日かな?確か同じ日だったと思います。記憶があいまいですみません。
広くて暗い部屋に、たくさんの機器がありました。普段眼鏡店でやる検査(気球のアレとか)よりもずっとたくさんの検査がありました。個人的には緑内障の検査がゲームみたいで面白かったですね。
ものすごく念入りな検査をするので、ここで思わぬ病気が見つかる場合もあります。私は何もありませんようにー無事手術できますようにーと願っていました。検査は流れ作業でテキパキと行われました。
検査結果&手術の日程
ぶじ、検査が通ったら、次は手術の説明になります。手術の同意書にはいろいろと後遺症のことが書かれていましたが、リスクも覚悟の上です。
主な後遺症として、夜、光が乱反射するようになる可能性があることと、老眼が手術しない人よりも早く進む可能性があるということなどが事前に説明されました。
それよりも今目が良くなることを私はとり、同意書にサインしました。
手術の日程が決まったら、1週間前からコンタクトはせずに眼鏡に、ということでした。
ラゼックとは
私が受けた手術は、正確にはラゼックという手術です。
レーシックは、角膜を薄く剥がしておき、その下を削って、角膜をフタにするという手術で、フタがあるので、痛みが少なく回復が早いです。
ラゼックは、フタを作らないで直接角膜に切り込みを入れます。フタがないので傷口がむき出しになっている形になるので、非常に痛みが強いです。痛みが無くなるまで1週間以上かかります。
なぜ、そんな痛い手術をあえてしたかというと、ラゼックはフタをつくらないことによって、目に衝撃が当たった時にフタがずれるリスクを軽減することができるからです。
目に衝撃があたる可能性が高い、格闘技やラグビーなどの競技の場合に安全性がより高いと言われています。
※ただし、私に紹介してくれた香港人の友達は、普通のレーシックでも問題ないよ~と言ってました。
また、ラゼックは手術の性質上、角膜が薄い人にも可能だったり、普通の人だと2回手術することも可能だとのことです。
ラゼックの料金
両目で17万円でした。目薬や術後健康診断の料金も込みです。
今はもう少し安くなっているかもしれませんね。目が良くなるなら私は安いと感じました。
手術の実際
手術も、てきぱきと行われます。たくさん受ける人がいるので安心感がありました。
美容院のケープのようなものを着せてもらって待機します。
手術室は、レントゲンの検査室のようなイメージでした。
麻酔は目だけにされます。怖いので全身麻酔してほしいですね(笑)
そして目を何か器具のようなもので固定され、瞬きはできなくなります。
目はもちろん開けたままです、麻酔をされると、目は見えなくなり、光だけがちらちらする感じになりました。
目に何かをされてるなーという感覚はありますが、痛みなどはありません。ドキドキはします。
時間はどのくらいでしょうか?体感的には片目5分~終わるまで20分くらい?思ったよりあっという間でした。
目はすぐに見えるように
手術が終わってから、しばらくは安静室のようなところで休みます。
すぐに、目が見えるようになっていることに気付きます。もう近眼じゃないんです、遠くまではっきり綺麗に見えるんです。
この感動は今でも鮮明に覚えていますね。
視力は1.8~2.0です。
手術当日はホテルに宿泊
私はラゼックなので、通常のレーシックとは違います。通常のレーシックは日帰りできると思います。お医者さんの指示に従ってください。
私は大阪まで行っていましたので、当日は目が見えなくて帰ることができませんでした。なので手術の夜は大阪のビジネスホテルに泊まりました。
世界陸上が大阪で開催されていて、選手が同じホテルだったのを覚えています。
外に出かけないほうがいいと言われていたので、大阪の友達が見舞いに来てくれて、夜は部屋でお弁当を食べました。
まだこのときはそれほど痛みはなかったです。
翌朝激痛に
朝、ものすごい痛みに襲われて目覚めました。目に巨大なまつ毛が入っているような痛みです。思わず病院に電話しましたが「通常の症状なので、検査の予約時間に来て下さい」と言われました。
想像以上の痛さでした。
翌日検査の時間に命からがら?行きましたが、痛みは仕方ないとのことでした。
近鉄特急で家まで帰る
ホテルは一泊しかしなかったので、その日は家に帰りましたが本当に大変でした。涙は止まらないし、目が開かないので伝い歩きして帰りました。
途中、優しい方に何人も「大丈夫ですか?」と声をかけられました(笑)
1週間、ほぼ寝たままに。。
何度も書きますが、私はラゼックをしたのでこんなに痛いのです、通常のレーシックはここまでの痛みはありませんのでご安心ください。
寝ている間、目を傷つけないようにプラスチックのお皿のようなものをテープで貼って寝ます。
1週間、仕事も練習もほぼできない状態で寝込んでいました。辛かったですねー。ここまで痛いというのは想像以上だったので、知っていたらラゼックじゃない方法にしていたかもしれません。
検査のために大阪通い
翌日検査、3日後検査、1週間後検査、1か月後検査?頻度は詳しくは忘れましたが、とにかく術後審査が多いです!交通費が10万円くらいかかってしまいましたが、それだけ厳密に検査してくれますのでとても安心でした。
名古屋院があれば、交通費負担はほぼないので楽だったと思います。ホテル宿泊もいらなかったかもしれません。
レーシック手術後
痛みが回復したら、快適そのものでした。もう天国です。
目覚めたら、天井がはっきり見える喜び!
しばらくのあいだ、朝起きたら眼鏡を探すクセが残っていました。
もう、コンタクトやメガネのわずらわしさから解放され、おおげさですが天国のようでしたよ。もっと早くすれば良かったとすら思います。
術後の副作用で気になることはなし、頭痛からも解放された気がします。
手術から12年経っての感想
・・・そして日々は流れ12年。私は50歳を過ぎました。
視力はほとんど悪くなっていないです。ただし老眼の症状がでてきました。普通の人より早く出ると言われていましたが、50歳でまだ老眼鏡はそんなに使わなくても見れるので、もしかしたら平均よりもよく見えているのではと思っています。
夜間の光のちらつきは、確かにあります。ただ、それがあっても目が見える便利さがおぎなってあまりあるので、この程度の後遺症は私には許容範囲です。
そうそう、手術の時にもらったUVカットのサングラスは今でも愛用しています。
これからレーシックしようか迷っている方へ
100%、手放しではおすすめできるわけではありません。目の手術なので、リスクがゼロとは言えないからです。
でも、私自身は、一点の後悔もなく、やって良かったと思うばかりです。
たった20万円※ほどで近眼から解放されて、バリバリスポーツができるなど、活動的になれました。
災害時眼鏡をなくした時などの心配も軽減します。目が見えるということは本当に素晴らしいことです。(※価格に関しては手術内容により違います)
参考になれば幸いです。