ピッピッピッ…
脈を計測する電子音が聞こえて目が覚めました。
手術は長時間、本人はタイムスリップしたみたいに一瞬
手術は午後4時頃終わって、終わった直後「わかりますか?」という声で起きたのは覚えています。
その後また意識を失って、気づいたのがこの時。
「看護婦さん、、カバンとってもらえますか?」
やっと声をだして、枕元にiPodの入っっているカバンを置いてもらいました。
8時間の手術が終わって、最初に見えた風景です。
身体が思うように動かない中、iPodでやっとの思いで写真を撮りました。
カメラの解像度は低いです。
ずいぶん長く寝ていた気がしますが、まだ8時でした。
むしろ痛い、辛いのは手術後
長い、長い、辛い夜の始まりです。
暗い集中治療室の中です、後からわかったことですが、術後はまめにチェックしてもらうため、看護士詰め所のすぐそばの部屋でした。
iPodのスイッチを入れて、ランダム再生で歌を聴きました。
聴きながらじゃないと、とても耐えられません。
歌のおかげで、苦しみをみを紛らわすことができます。
だんだん麻酔が切れてきます。
お腹をばっくりと切っているので、傷が痛みます。
激痛で寝返りをうつことができません。
苦痛に耐えながら、どのくらい時間が経ったかな、と時計をみると、さっきからまだ5分も経っていません。
苦しい時間は長いものです。
看護師さんは淡々と処置をしにきます。
何か声をかけたり、慰めたりはしません、そんなことをしても何にもならないことを心得ているという感じです。
ずいぶん高熱も出ているようでした。
私の人生の中で最も苦しい夜ベスト10に入るかんじでしたね。。
とはいえ、一番では全然ありませんけど。
お腹を切った翌日から立って歩け
集中治療室を出た後、病棟は、個室にしました。
紅葉がはじまっていました。
21日間の入院です。
前回の入院のときと違い、お腹が切れているのでかなり大変でした。
麻酔に強い体質なのか、薬も効きづらいのか、すぐに痛み止めが切れて痛かったです。
ですが、翌日から回復を早めるために立って歩けということで、くらくらしながら立ち上がりました。
実際に廊下にでて歩けるようになったのは数日後でしたが、、
入院中もとめどもない仕事の依頼
そんな中、パソコンを広げれば、仕事の依頼、依頼。。
月額管理の契約でもらっている仕事は、やらなければなりません。
意識がもうろうとするので、ミスも目立ちました。
ミスすれば、クラさんに怒られるわけです。
体型もすっかり変わっていました。これが回復するときが果たして来るのでしょうか。。
とにかく、この日から、新しい自分が始まりました。