リンパ浮腫になって二度とハイヒールが履けなくなってしまいましたので、全ての靴を処分しました。
大きい足の悩み
私の足は26.5センチと大きく、めったに履ける靴が売っていないため、靴自体非常に貴重なものでした。
日本では婦人用の靴は普通の靴店では24.5センチまでしか売っていません。なので女性デザインの靴をほとんど履けることがなく、常に女性らしい靴にあこがれていました。
よく無責任に「大きい靴売ってたよ」と言われたり「今は大きな靴あるんじゃない」と言われたり、「深キョンは26.5だよ」と言われたり、、
普通に安くて流行の可愛い靴がそのへんの店で売っているはずもなく、いつも泣きたいくらい悔しい思いをしていました。
意外と足が小さなモデル
私は昔、モデルをしていましたが、そこでも足が大きいのがネックでした。
私はモデルにしては身長が170センチと低いです。ファッションモデルをやるには最低でも175センチはなくてはなりませんでした。
回りは私よりも背が高い人ばかりなのに、足は24.5センチ以下の人がほとんどでした。とっても不公平だなと思いましたね。
ファッションの仕事をするにあたり、靴はとても重要です。
足が小さいならガバガバにして靴を履くことができますが、足が大きくて靴が入らないとまったく話になりません。
足のサイズのせいでオーディションを書類で落とされたことは数えきれないほどあります。(足のせいだけではないかもしれませんが、足も大きな要因だったと思います。)
銀座の4丁目で感動
そんな私が東京に出て、靴店の本店が軒を並べる銀座の4丁目に行ったときは感動しましたね。大きいサイズの棚が充実していたのです。
とはいえ、定番のデザイン・色ばかりでしたが、私には『履ける靴』があるだけでも貴重でした。
値段も安くはありません。安くて流行の靴なんて私には夢のまた夢でした。
そんな銀座で買ってきた大切な靴。
長いこと靴箱に眠っていましたが、もう履くことはないので処分です。
銀座ダイアナで購入。一番仕事に使った靴でした。かかとは何度も修理して。
上品な切り替えデザインのパンプス、仕事の印象も良かったです。
モデルの仕事に必須の白パンプス。
白色のレタッチを何度もしていたので経年劣化でボロボロにはげていました。
蛇皮模様の茶パンプス
少しカジュアルめな装いに。私はオレンジのスーツとかに合わせてました。
バブリーなワンピースに非常によく似合うパンプス。
個性的なデザインですが意外に合わせやすく、夏場は活躍しました。
金色に輝くハイヒールはディスコ・クラブ遊びに最適でした。
ここまで全部ダイアナの靴ですが、ダイアナのパンプスはヒール高くても足が痛くなりにくいのがポイントです。
代金はよく覚えていませんが、どれも2万円程度だったと思います。
こちらは26.5センチではなく、Lサイズとして売られていたものですが、無理やり履いたら入ったというものです。
足にすごく跡がついて痛かった靴ですが、入るだけでも貴重なんです。
90年代に流行った厚底・太ヒールのサンダルです。これも無理やり履いていました。
意外と活躍してよく履いてました
同じく厚底ソールのキラキラのサンダル。
これを履くと身長が180センチ近くなるので、身長にコンプレックスのある自分は気に入って履いてましたね。足が痛いことよりも。
平均身長より高いとわかっていても、モデル時代に背が低くて苦労した自分は、高いヒールがやめられませんでした。
全部捨てました
思い出も深いハイヒールたちですが、二度と履くこともないですし、これだけ履き古していると売っても買い手がみつからないでしょう。
私の住んでいる地域の決まりにのっとって、全て燃えるゴミで捨てました。
ありがとう、さようなら。