私は外国語を学ぶことが好きです。
言葉の勉強というのはおそらく、どんなに年をとっても続けていける趣味だと思います。
そしてそれには完成という終わりがないから飽きることはありません。
言葉自体が好きというよりも、たいていは知りたいことや話したい人などがいて学んできたという感じです。
英語のほか勉強してきた言葉は、フランス語、ロシア語、オランダ語、インドネシア語、タイ語、ヒンディー語、アラビア語、ブラジルポルトガル語、韓国語があります。
こう書くと外国語の達人みたいですが、英語こそまあまあ仕事でつかえるレベル、韓国語は意志疎通ができる程度、あとの言語は基本挨拶とごく初歩の文法のみです。
それでも、全く未知の言語であるよりも、文字や文法の初歩の理解があるだけでも違うものです。
とくにアルファベット以外を使う言語の場合、ただの暗号が文字として、人間の言葉としてみえてくる、その言語を使う人への見方もかわってきます。
ただ、英語以外のマイナー言語を勉強する場合、それがいったい何の役に立つのかという疑問が常に付きまといます。
たいていは英語で意志疎通ができるからです。
その言語の国に住むわけでもなく、(話したい)知り合いもいないような言語は、なかなか勉強が続きません。
教えるようになればいいじゃないと言われることがありますが、世の中にバイリンガルが多い中、今から教えるレベルになれるとはとても思えません。
かなりできると思われている英語ですら、人様にお金をもらって教えられるのかということとなると、自信がありません。
子供の大学受験には、役に立ちましたけど。。。
仕事に使えるとか、お金になる、将来性のある言語でない場合、モチベーションの維持が本当に大変で、たいていはその言語を使う縁がなくなればやる気も失ってしまいます。
そうやってほとんどの言語をちょっとかじっては、初級レベルでやめています。つまみ食いでも十分楽しいです。
今日も少しブラジル人と仕事で話す機会があったのですが、ちょっとした言葉を付け加えるだけでも、喜んでもらえました。
そして今、韓国語が楽しくてたまりません。今までの外国語では感じられなかった不思議な感覚があります。
飽きっぽい私が、他の外国語と違い、初級を脱出して中級レベルにさしかかりました、当分はこれで楽しめそうです。
役に立つのかどうかというより、ただ楽しみとして外国語を学ぶことが、今は幸せです。