缶のカレーがこんなにクオリティ高いなんてびっくりしました。
本場のカレーと日本のカレーは違う
日本で普段食べられているカレーと、インドや東南アジアなどのカレー(カリー)は全く別物です。
日本のカレーは、小麦粉とラードでできたルーを使って、トロトロに仕上げたものです。
カレーはご存じのとおり、インドが発祥ですが、イギリスの統治時代にヨーロッパに渡りました。
ルーをつかった料理法は、イギリスで確立したと言われています。
最近は、インド料理店があちこちにできているので、よくご存じだと思いますが、本場のカレーはとろみがなく、しゃびしゃびです。
インド料理店はインド人がやっていない
街中のインド料理店で、生粋のインド人が経営しているのは実は少ないです。
都心のほうで最近は、本当のインド人が店舗を出すことが増えてきているようですが、地方にいる”インド系(インドっぽい)の移民”の方の大半は、パキスタン、バングラデシュ、そしてネパール人の方々です。
いわゆる貧困国から、出稼ぎで移民をされている方が多いようです。
私はインドに行ったことがありますが、パキスタン、バングラデシュの方が作っているカレーは、インドのものと変わりない気がします。
インドも国土が大きいので、北方から南方でもだいぶ味も形式も違います。
パキスタン、バングラデシュ系の方が経営するカレー屋さんは、豚肉が一切使われていないハラールのカレーであることが多いです。
ネパールは、インド人よりも東洋人に近い人種のようです。カレーの味も若干違います。辛さがマイルドだと思います。
お店の中に仏教(お釈迦さま)の曼陀羅風ポスターがあれば、おそらくほぼネパールです。
タイのカレーはインドとはまた異なった味わい
いなばの缶カレーは、タイで作られたカレーをそのまま缶詰にしているそうです。
タイのカレーは、ココナツとパクチー、ナンプラーの香りが特徴です。インドのカレーの味とはまた明らかに違います。
ただ、ルーを使っていないというところはインド系と共通で、しゃびしゃびしています。
甘い、辛い、そして表現できない複雑な味わい、缶をあけただけでタイにいる感覚です。
辛さは、本場のタイでたべると、ありえない辛さのものがあるのですが、さすがに日本人でも食べられる程度の辛さにおさえてあるようです。
缶は小さいけど十分な量
缶の大きさは、シーチキンの大き目の缶と同じくらいで、この量じゃ物足りないんじゃないかと思ってしまいます。
ですが、味わいが濃厚で、多めのご飯一杯分食べるのに十分な量があります。
私は常温でも美味しく食べられます。
非常食にもぴったりなんじゃないでしょうか。
いなばの缶詰タイカレーシリーズははげしくおすすめ
一時期ハマって毎日食べてしまいました。ルーを使ったカレーはカロリーオーバーの心配がありますが、この缶のカレーは低脂肪のようなので、毎日食べても安心度が高いです。
数々のスパイスも、健康に良さそう。
近所の西友にはいつもおいてありますが、売ってないところも多いみたいですね。
見つけたらぜひ、試してみてください。
アマゾンにも売ってました。
詰め合わせがおとくです。