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WordPressの欠点

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とても便利で良いこと尽くしのWordpressですが、デメリットもあるにはあります。

インストールの壁

初心者がWordpressを始める際に、一番の障壁となるのが『インストール』でしょう。

パソコンに、ソフト(アプリ)をインストールするのと同様、Wordpressも、インターネット上の『サーバ』にインストールしないと使用できません。

アメブロやライブドアといったレンタルブログは、ブログシステムがすでにサーバにインストールされていて、それを貸してもらっている状態なのです。

ですので、レンタルブログは、アカウント名とパスワードさえ発行してもらえば、すぐにログインして使用できます。

サーバへのインストールは、パソコンへのインストールとだいぶ勝手が違いますので、全く初めての方は戸惑うことが多く、それだけで手が出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ただし、最近のレンタルサーバは、簡単に自動インストールできるものも増えてきています。
自動インストールは説明をちゃんと読めば難しくはありませんので、インストールの手間を省きたい方はそういったサーバを選ぶのが良いでしょう。

wordpress.comはワードプレスのレンタルブログですので、それで練習してみるのも良いかもしれませんが、インストール型のWordpressよりも出来ることが少なく、勝手もだいぶ違うのであまり練習にならないかもしれません。

ウェブサイトのしくみを簡単に・・

インターネットは、世界中のコンピューターが回線(有線・無線)でつながっています。
インターネット上に公開するファイルを置いているコンピューター『サーバー』の中身を、私達ユーザーが呼び出して見ているのです。

設定が複雑

いざインストールに成功し、ログインしたら、たくさんの設定項目があり、何をどうしていいか戸惑ってしまうこともあるでしょう。

実際、インストールするだけはしたけど、いろいろいじっていたらくちゃくちゃになって、わけがわからなくなってしまって放置、、という方も多いのでは?

たくさんのことが出来るということは、それだけ設定項目が多くなってしまうのはいたしかたありません。

ですが、ほとんどの場合何もいじらなくても動作に支障はありませんし、重要な設定はそれほど多くはありません。
操作に慣れていけばだんだんと覚えていきますよ。

当サイトでは、豊富な経験上おすすめの設定などを解説しますので、参考にしてみてください。

放置すると危険

WordPressはインターネット上で動くソフトウエアです。
お使いのパソコンのOS、Windowsや、ソフトなどが頻繁にアップデートするのは、便利な機能を追加するためでなく、セキュリティの脅威に対抗するためでもあります。

インターネット上のデータは常にハッキングや悪意あるウイルスの脅威にさらされています。
特に感染の危険が及ぶのは、アップデートをしていない古いプログラムのまま放置されたサイトです。

WordPressやプラグインは頻繁に更新されていますので、常に最新の状態に保っておくのが必要になり、それが放置しても平気なHTMLサイトと比べて手間と言えば手間です。

HTMLサイトに比べて重い

通常HTMLサイトは、ページごとひとつひとつのファイルでできています。

HTMLサイトのhtmlファイルは、インターネット上にアップロードしなくても、ダブルクリックして開けばページがそれなりに見れます。

ですが、WordpressをはじめとするCMSは、デザインと記事(コンテンツ)部分が分離しています。

コンテンツ部分はデータベース(エクセルの表のようなもの)に格納されていて、アクセスがあるたび(サイトを見に来た人が開くたび)に、Wordpressのプログラムがコンテンツと、デザインを合体させて表示させています。

データベースの中身
PHPコードの一例

ひとつひとつのファイルは開いてもコードの文字列しか見ることができません。

サーバ上で、PHPのプログラムと、データベース(SQL)を合体させてはじめてページとして成立し表示されるのです。

ワードの差し込み印刷をやったことがある方は、イメージしやすいかもしれません。住所録をエクセルで持っていて、ワードでラベルのデザインをし、印刷時に合体させて出力する、それに似たような感覚です。

ですので、その処理に時間がかかります。

さらに複雑なデザインや、Javascript(ページに動きを出させるプログラム)などがあったりするとさらに遅くなります。

ページが増えれば増えるほど、重くなったりもしますので、大規模なサイトになって、目に余るほど遅くなった場合、より性能のよいサーバに引っ越す必要などが出てきます。

引っ越しが大変

独自ドメイン(example.comなど)を取得してサイトを運営している場合、サーバはどこに引っ越そうとも、ドメインが引き継がれるので、ページが消えたり、ブックマークしてくれている読者を失うことはありません。

WordPressも引っ越しは可能ですが、ファイル全部を単純にアップロードすればいいHTMLサイトと違って、その引っ越しは結構面倒です。
(長年経験のある筆者もできればあまりやりたくない作業)


FTPでこつこつやるのも


コマンドラインで一瞬で引っ越すことも(サーバにより制限があります・コードはサンプルです)

ですので、できれば最初から、当分引っ越さなくても良い、質の高いサーバを選んでおくことをおすすめします。

一瞬で消える恐れも

HTMLで作るサイトの場合、原本が自分のパソコンの中にあり、それをそのままアップロードするだけなので、いざインターネット上のファイルが無くなっても、復活は比較的容易です。

しかし、Wordpressの場合、データベースが壊れる、サイトのファイルが壊れるなど、一部がおかしくなっただけで全てが見れなくなる恐れもあります。

ですので、常にそれを意識してある程度のバックアップをしておく必要があります。

バックアップを自動でできるプラグインは多種あります。
バックアップからの復活は多少の技術が必要ですので、自信のない方はプロに頼むことも一つの手です。

データが消えてしまえば全く取り返しがつかないので、バックアップはまずとっておくことが重要です。

信頼できるレンタルサーバは、無料でバックアップを自動でしてくれているサービスもあったりしますので、そういったサーバ会社を選ぶのも大切です。

自動バックアップが無料のXserver

Xserverは、自動バックアップが無料です


以上、たくさんのデメリットを並べつらねてきて、気持ちが萎縮してしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、それらの欠点を補っても余りある利点がWordpressにあるからこそ、多くの企業や個人がWordpressを選んでいるのです。

ぜひWordpressでサイトを育て、その恩恵を享受してください。