2009年に読んだ『STUDY STYLE LIFE HACKS勉強法』の読書メモです。
インド人にとって、基本すぎる計算をさせることはハラスメント
数学に天才的な才能のあるインド人にとって、日本の小学生がやるような計算ドリルを延々とやらされることはストレスになり、ひどい場合はうつ病になってしまうとのこと。
同様に、自分のレベルに合わないことは、それが簡単なことであっても、むりやりやらされることは苦痛であるということですね。
私は小学校時代、学校の勉強が簡単すぎて苦痛でした。塾はレベルに合っていて楽しかったです。そう考えると腑に落ちました。
生来の性質が勉強法の好みに出る
生来の人好きの人はスクール型、孤独好きは独学型とタイプ別に分かれる。
理解型の人は文がいっぱいで厚めの本が合っている。
確かにその通りですね、自分は独学型ですが、モチベーションの維持のために並走してくれる少ない友達が必要な、つながり型かもしれません。
野口式丸暗記
(この野口式というのがどの野口さんかは忘れました)
野口式丸暗記法:1分30秒x20回x朝晩2回
大変というほど無理しないのがポイントだそうです。
1日のノルマとしてこのくらいの暗記なら出来そうな気がしますよね。重要なのは何を暗記するかですけど…
暗記は宗教のようにすべし
九九は宗教の経典のように丸暗記するものですが、『できると信じていなければできない』
野球のバット100回の素振りもそうですが、上達すると信じられるからできるのであって、信心がなければ単調なことはとても続けられません。
・・・自分は暗記ができない、覚えられないと思うから苦痛なのかなあ、暗記は必ず誰でもできる、出来ると信じてやるのが大切ですね。もちろん加齢によって速度と量は衰えてきますが。
復習第一主義
エビングハウス忘却曲線の法則に従って、とにかく復習を徹底すること。
3回復習を繰り返したものは、1週間後も8割以上覚えています。
私は復習がどうも苦痛で、(覚えていないことをまざまざと実感するのが嫌)あまり復習しないんです。おかげで1か月後に同じところをやった時には100%近く忘れています。これじゃあいけませんね。
好奇心で勉強する人は終わる時間を決める
好奇心で勉強を進めることができる人は良く評価されます。
楽しいことなら、1日1時間それに没頭しても全く辛くありません。
しかし、それで大成するとは限りません、学問の世界でも出世競争などがあるので、好きなことをやっているだけでは学者として認められない場合もあります。
サッカーのコーチもサッカーだけやって生きるわけにはいきません。他のこともやれたら、サッカー選手として頂点でなくても、その道で生活していくことはできます。
好奇心があってやる勉強はいくらでもできますが、「できるだけ」やるのではなく、時間が来たらやめるようにした方が良いです。ブログ作りが好きな人も、時間が来たら必ずやめると決めること。きりがなくやってしまうので。
好奇心型と目標達成型の勉強法の違い
好奇心型
活動すること自体が目的であり、ゴールは関係ない人。
時間を決めて止めること。勉強中は気がそれないように雑音をなくすこと(インターネットも接続しないほうが良い)
目標達成型
ゴールが大切な人
時間ではなく量を重視すること、1日1時間やった、ではなく1日何ページやったかに設定する。
自分の心に最も火をつけることはどんなことか?
好奇心
独習が好きx理解力があるx好奇心旺盛=学者になるしかない
又は英語(特に文法)英語は研究を深めても何の役にも立たないということがない。
人からの賞賛
聞いてくれる人を探して自慢する
お金
お金になるかどうかの価値観で行動する
苦手をつぶしにかかると挫折する
苦手なことを克服しようとつぶしにかかると、高い確率で挫折する恐れがあります。
”一応、取り組む”程度にとどめておいた方がいいです。
自分がよく知っていることについて、当たらない事実は、無視されたことが多くあることに気付く
文法は大切?いらない?
文法は大切という意見と、いらないという意見があります。
この2つの意見に惑わされないことが大切です。
自分で判断できるようになること、そしてその2つの異なる意見は、それなりにそれぞれ成功しているということを念頭に入れなければなりません。
スタディースタイル ライフハックス勉強法のまとめ
勉強の向き不向きを人それぞれのタイプによって分類していることがわかりやすかったです。また、勉強法だけでなく、好奇心についての考え方、社会にある意見の相違のとらえ方について書かれていることが興味深かったです。
私はどれかというと好奇心型だと思うので、だらだらと好きな勉強をしつづけないで時間を区切って見るということに挑戦してみたいと思いました、あと復習もちゃんとしないとね。