私は初歩の段階から本を訳すということにチャレンジしました。
韓国語のモチベーション:どうしても読みたい本があった
語学の学習に一番大切なのはモチベーションです。翻訳は大変な作業ですが、私は幸い、そのモチベーションがあったことからこのの学習をはじめました。
どうしても読みたい本があったのです。
下準備:ハングルを知り初級文法を終わらせる
全くの初心者といっても、ハングルの読み方と初級の文法は終わらせていました。私が使っていた文法書は↓ですが、自分に合ったものなら何でもいいと思います。
文法から学べる韓国語
あまり分厚いと、長くかかって嫌になってしまうので、30日くらいで終われる内容のできるだけコンパクトな本がおすすめです。
今は新しいバージョンが出てるようです。
パソコンで文章を打つ準備
当時はスマホがなかったので、パソコンでハングル入力をインストールし、キーボードにシールも貼りました。
正直、指にひっかかったりずれてきてベタベタするのですぐいらなくなるのですが、これがあるおかげでブラインドタッチがほぼできるようになりました。
スマホでハングルキーボードをインストールするの簡単ですが、いずれにしろ、ハングルの仕組みがわかっていないと打つことができません。
幸いハングルは仕組みを覚えるだけなら超かんたんなので、カメラの文字判別に頼らず自分で打てるようにチャレンジしてみてください。あとあと本当に役立ちます。
毎日見開き2ページだけ訳す
本の見開き2ページを毎日必ず訳すと決めました。
訳す方法は、
- ハングルをキーボードで打つ
- グーグル翻訳にコピペ
- 出てきた訳を下地に、おかしなところを辞書を引きながら直す
- ノートを二等分に折る
- 左側のページの左側にハングル、右側に日本語訳を対訳で書く
- わからない単語はノートの右側に書き出す
ポイントは、グーグル翻訳を使うところです。怠けているといえばそれまでですが、超初心者だったのでそれが精一杯でした。打ち間違い、スペル違いもわかるので便利です。
そして自動翻訳が出て意味がわかっただけで満足してはいけません。手でノートに書くことで定着します。
辞書はipadの韓日・日韓辞典アプリ(有料)と、NAVER辞書を使いました。
2ページ訳すのに1時間半はかかっていました。朝7時には家族の支度をしないといけないので、5時半とかに起きてやっていました。
本当に初心者だったので、文字を打つだけでも大変ですが、その文字データは永遠の財産になります(著作権の問題があるのでネットに公開しちゃだめですよ)
本の翻訳は韓国語能力を飛躍的に向上させる
約180日かかって、ノートは合計21冊になりました。終わった時はやり遂げた感がいっぱいでした。
この作業のおかげで、まず単語力がものすごく増えました。重要な基本単語は何度も出てくるので、暗記しなくても、書いて調べているだけで覚えたのです。
また読解力はもちろん、作文能力もいっきに上達しました。
いいことづくめのようでいて、欠点もあります。それは発音がリンクしていないことです。
私は中級者の今になっても、まだ発音変化の法則が苦手です。初心者のうちにもっとしっかりと発音変化について意識して取り組んでいればよかったなと思います。
でもなんでも一気に身につけることはできないので、自分にとって最大の優先事項からやっていけばいいと思います。
仕事にするわけでもない、趣味なので。
韓国語の上達には本をまるまる一冊訳すのもおすすめ
いづれにせよ、初級者のうちにこんな大変で貴重な体験ができたのは、ひとえに”知りたい!”という強烈なモチベーションがあったからに違いありません。その点についてはラッキーでした。
これを読んでいるあなたも、勉強が思う通りに進まないときは、読みたい本を探して、まるまる訳してみてはいかがでしょうか?
日本語訳されている本なら両方買って比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
韓国の本は教保文庫などから取り寄せ可能です。
↓取り寄せ方についてはこちらの記事をご覧ください
・・・という私も最初の本いらい、特に読みたい本がなくて本の訳はやっていないんですけどね。。
今度やるならもう少し早く訳せると思います。できればオーディオブックと一緒に買ってやってみたいな。