2016年10月05日
時刻は4時過ぎ、コンサート開演までの2時間弱。
入り待ち部隊は朝食以来何も食べていません。
「この近くにどこか食べられるところあります?」と韓国の子に聞かれました。
私は地元じゃないのですが、ここは日本人の出番です。
コンサート開演まで2時間足らず。
新宿駅のほうまで行こうとしている子もいましたが、片道15分くらいかかってしまうので、近場を教えてあげなければ。
検索してみると、新宿文化センターのすぐ前に見える大きなビルのところに、レストランがいくつかあるのがわかりました。
新宿イーストサイドスクエアというようです。
地図
色々あるようなので、とりあえず行って見ることにしました。
私もこの場所ははじめてなので、どこに入ったらいいか迷ったのですが、何人かが「寿司を食べたい」といったのでこちらに入ることにしました。
お手頃そうな回転すしです。
文化センターのまえで何人かのグループに分かれ、私は5人くらいと行動していたのですが、私達が入ったあとに、もうひとグループ入ってきました。
合計2テーブル10人の韓国ご一行さまです。
注文はタッチパネルでするようになっていました。
最初に、お味噌汁の要不要の画面が出ますが、韓国の子たちは意味がわからなかったようです。
「これは何?どうすればいいの?」
「うーんとね、、テンジャングク?がいるかどうか」
「えー?いらなーい」
味噌汁の直訳ってテンジャングクだと思うんですが、韓国のお味噌汁とは別物ですよね。。。?
タッチパネルの言語を韓国語で表示するメニューはあったのですが、開くと全て英語でした。
魚の名前は英語でわからないものも多いので、面倒なので日本語に戻し私が注文することにしました。
あとは写真で判断。
日本人の私が見ても、セットの仕組みがよくわからないものもありました。
何の魚かわからない状態でいろいろ注文していました。
韓国人にウケていたのが、鉄火巻きとかっぱ巻きです。
「見てー!このキムパ(海苔巻き)きゅうりしか入ってない、うけるー(笑)」って感じでした。
韓国の海苔巻きはいろいろな具が入っているので、一種類しか入ってないと面白いようです。
食べさしのきたない画像ですみません。。
私は、例のごとく食欲がほとんどなく、3皿くらいしか食べませんでした。。
ひとしきり食べて、私達の席の子たちは、そのまま席を立とうとしました。
「ちょっとまって、お皿を計算(会計)してもらってからレジで払うんだよ」と引き留め、店員さんを呼びました。
韓国でお寿司屋さんに入ったことがないのですが、韓国ではお皿を数えるスタイルがないんですかね。
私たちのテーブルは一人ずつ計算してもらい、伝票をもらいました。
ところが、もう一つのグループ、私が同席していないテーブルは韓国の子だけで、そのまま席を立ってレジに行ってしまいました。
そこで、どうもモメているんです。
私が呼ばれました。
お店はお皿の数は韓国の子たちが見ていないところで数え、そのまま片付けてしまったのです。
計算が合わないと
韓国の子はスマホの計算機で、数字を入れて訴えます
お店の人は、どうしよう、、といった感じで私をチラチラと見ます。
私、、、韓国語、、完璧じゃないんで><
私は事情を完全に分かることができないんです(韓国人の日本語風言い回し笑)
店の人の雰囲気が、「やっかいな韓国人にからまれた」みたいな感じになってるんです。
けれど韓国の子たちは、納得いく説明が欲しいと言っているだけなんです。
お皿の枚数とかセットの仕組みとか、私が説明聞いてもよくわからなかったんです。
片付けられてしまったら何もわかりません。
話をつめると、百数十円くらいの差異がありました。
ここで日本の印象が悪くなっても嫌だし、日本の店員さんにも韓国人のイメージを悪くしたくない。
「はい、じゃあいい、もう私が差額払っちゃうんでいったん出ましょう!」ときりの良いお札をだして払っちゃいました。
店員さんも助かった~みたいな感じで
韓国の子も、その時まで面識のない人たちばかりでしたが
「え~?ごめんなさい~><」みたいに恐縮していて。
「いいよ~、いつも韓国ファンの方には助けてもらってるから~^^」とその場をおさめました。
もう少し、数字の聴き取りやらないとな。。
お寿司屋さんをでて、すぐにタリーズコーヒーがありました。
「アメリカノが飲みたい~」というので中に。
韓国に良く行かれる方ならおわかりですよね。韓国でコーヒーは、エスプレッソとアメリカノの2種類。
アメリカノはエスプレッソをお湯で薄めたもの。
韓国では日本人が飲む一般的なコーヒーは、アメリカノに当たるものです。
私より先に店で注文した韓国の子は、「アイスアメリカノ」と注文しました。
すると「アメリカンはホットしかありません」と。
「じゃあホットで」となっていました。
私「アイスコーヒー」っていうんだよ、と教えました。
韓国のアイスアメリカノと比べると少し濃いかもしれませんが、出てきたコーヒーを見て
「オーマジャヨマジャヨ」と喜んでいました。
自分が韓国ではじめてカフェにいって「アイスコピ」が通じなかった時のことを思い出しました。。
そして、私が自分の物を注文して会計を払おうとすると、
「すでに頂いています」といわれました。
韓国の子が私の分を払ってくれたようです「お世話になってるから」と。
こうやって気を抜くとすぐ先に払われちゃうからうかうかしていられません、、、(笑)
次に何かを返礼しなければ。。
テイクアウトで頼んだのですが、プラスチックのカップそのままを渡されました。
韓国の子が「あれ、包む紙ないの?」といいます。
カップの持ち手につける段ボールみたいな紙ですね。
どうやらアイスコーヒーにはつかないようです。
なんだか納得いかない顔をしてました(持ち手が冷たくなるから)
ふと見ると、別のドリンク用なんでしょうか、カップにかぶせる紙が置いてありました。
「これ、もらっていいですか?」というとくれたので、皆に配り、解決しました。
もうそろそろ公演会場に帰ろうということで、ホールに向かいました。
すると、ドラッグストアの前で一人の子が
「ちょっと買い物してくる~」と中に入っていきました。
私は行かなくてもいいのかな、、と思いつつ、呼ばれてないのでとりあえずみんなと外で待っていました。
すると
「ビール(メクチュ)がなかった」と
ビールを買いたかったそうです、、
「ここ、薬局だからないかもしれない」
「え!これ薬局なの?コンビニかと思った~~」とのこと。
韓国の薬局は純粋な薬局ですからね、、いろんな商品が置いてあるドラッグストアは不思議なようです。
お酒を扱ってるドラッグストアも多いですけどね、そこはなかったようです。
帰りの道すがらにコンビニがありましたので、そこに寄って希望のものを買えたようです。
開場時間は5時30分、まだ20分ほど余裕がある頃に、新宿文化センターに戻ってきました。
もうすでに人がたくさんいます。
胸と胃がキューっと痛くなるほど、緊張してきました。
隣に座っている女の子が、「緊張してる?これ飲むといいよ!このビール美味しいよ!」と言って私に缶を差し出してくれました。
氷結のグレープフルーツ味でした、ストローをさして飲んでました。
「・・・これ、ビールじゃないよ(笑)」
「え?ビールじゃないの?何?」
「焼酎だよ」
「ええええ~~~」と、驚いてました(笑)
韓国ファンの子は、公演前に一杯ひっかけるのか。。。?
500ml缶をぐいっと開けていました(笑)
・・・そしていよいよ開場時刻。。
私は、隣で一緒に見る子とともに、会場の中に、ワクワクドキドキ、幸せいっぱいの気持ちで入っていきました。。