2014年12月07日
大興奮の出待ちが終わり、一同解散、皆三々五々オリンピック公園を後にします。
大量の人が駅に進むだろうと思いきや、人々はばらばらになって分散した方向に進んでいきます。
どこについていけばいいのかわかりませんでした。
私達が考えていたプランは、いったんホテルに帰り、ホテルの前でタクシーを拾って蚕室の繁華街に行き、ホテルでタクシーを呼んでもらい、調べて置いたソルロンタン屋さんに行くことでした。
ところが、ホテルがどこかわからない!
SKハンドボール競技場は、丸く、ぐるりと回っているうちに方向感覚が全くなくなりました。どこがホテルの方向かわからないのです。
なんとなく、こっちかな?人も歩いて行ってるし、という方向に行くのですが、どうも思っていたのと違う風景しか見えず。
先を歩いている何人かのグループもバラバラになり、前を歩く人が2~3人になってしまいました。
印刷した地図をもっていたものの、ここがどこかわからないので位置関係をつかみようがありません。
どんどん人が少なくなっていくので不安になったので、ついに思い切って前を歩く女性(30代くらい?)の二人組に道を尋ねました。
「ちょ~ちぇそんはぬんで・・・(あの、、、すみませんが。。。)
よぎ、、かごしっぷんで、、(ここに行きたいのですが)
きる、、いろぼりょっそ・・・(道を見失って・・・)」
地図をみせて、ここに行きたい、と指をさします。
すると女性は
「あ、、、私もここの人間じゃないんで、、」と困った様子でした。
「あるげっすむにだ(わかりました)、カムサハムニダ」といって仕方なく去ろうとしたら
「スマホのGPSで地図を見てあげるからちょっとまっていて、少し歩かないと現在位置が出ないから」(韓国語)
といって、「おいでおいで」と手招きしてくれました。
しばらく歩くと、位置関係がわかり、スマホのグーグルマップを見せてくれました。
「方向はあっちみたいですよ」と言って、私達とは反対方向に去っていきました。
反対方向なのに私たちのために歩いて行ってくれたようです。
「カムサハムニダ~~~」とぺこぺこお礼をして別れました。
ここで痛感したのは、モバイルWIFIが絶対必要ということです。
Olleh Wifiは、ホールの中では通じましたが、屋外では電波がきていません。
次回の旅はかならずモバイルWIFIを借りようと固く誓いました。
↓次の旅で大活躍したのがこちら
印刷して持っていった地図です。うちのプリンターは白黒のレーザです。
方向を教えてもらえたのはいいものの、どんどん人気(ひとけ)のないところに進んでいるような気がします。
不安になった私達(主に私)は、とにかく人が歩いている方向についていきます。
すると、結構な大通りに出ました。
何人かと信号待ちをしました。ところが、信号が変わっても、待っている人たちが渡りません。
どうやら、その人たちは流しのタクシーを待っているようなのです。
タクシーが向こうからやってくると、あるカップルの男性が親指をあげて手を伸ばすとタクシーが止まりました。
タクシーの前のウインドウには赤い電光掲示で『빈차(ぴんちゃ)』と書いてあります。
空席のことを빈차리(ぴんちゃり)と言うことを思い出しました、おそらく『空車』と言う意味でしょう。
その後次々とタクシーがきて、待っている人たちが乗っていきました。
その様子をみていると、一台の車が私達の横にとまりました。
タクシー灯もない、何も書いてない普通の車です。
「みょんどんみょんどん!タクシータクシー!」といって私達を手招きします。
(これは乗ったらアカンやつや・・・)とすぐわかりました。
私達はいかにも観光客に見えるのでしょうか?それとも現地韓国人と思っても客引きをしているのか
わかりませんが、
「でっそよ~(結構です)」といって手を横にふるのですが、結構しつこく止まっていました。
とりあえず避けるために、信号を渡って反対側の歩道に行くことにしました。
タクシーの表示もなく、向こうから積極的に客引きをしてくるタクシーは絶対やめたほうがいいです。
信号わたって3分もたたないうちに、赤い「빈차」を光らせたタクシーが向こうからやってきました。
私はさっきみた韓国人たちのしぐさ通り、親指をたてて道に手をのばしました。
すると、すうっと止まってくれました。
ロッテワールドのところからホテルへはタクシー乗り場から乗ったので気楽でしたが、流しのタクシーははじめてです。
でも、全く問題ありませんでした。
出発前に韓国語の先生に「タクシーには、住所のメモを見せるといい、今はどのタクシーもほとんどカーナビがあるから住所を入力して検索してくれるから」と言われていました。
タクシーの運転手さんに見せた実際のノートです。
こんなふうに簡単な書き方でも十分通じます。
もしもまだハングルが読めなくても、見よう見まねで書き写しさえすれば通じると思います。
手のひらサイズの小さなノートに、フライト番号やパスポート番号など全てメモして行っています。
スマホだけだといざという時使えないと困るので。
これをみたらすぐに運転手さんはカーナビにぴぴぴと入力し、場所にすぐ向かってくれました。
着いたら「ここでいいですか?(韓国語)」と言って止まってくれ、
お店の看板で間違いないとわかりました。
料金は3100ウォンでした。安い。
かなりの繁華街で、絵にかいたようなサラリーマン風アジョッシの酔っぱらいがたくさんいました。
近いですが、歩きでここまで来るのは無理と思いました。