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初心者不器用でも喜ばれる手作り手編みロングマフラーのすすめ

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今は安いマフラーが市販されています。だからこそ一目一目手で編んだ手作りマフラーは貴重になり、プレゼントとして、とても喜ばれる時代になりました。

今こそ手編みに挑戦しませんか?

手編みのマフラーを大切な人にプレゼントすると、冬にいつも身に着けてもらえて、あちこちで自慢されて、うらやましがられます。

彼氏はもちろん、旦那さん、今時は息子さん娘さんにも喜ばれますよ。もちろん自分用でもOK。

以前は手編みマフラーというと、重いプレゼントの代名詞でした、ましてや家族の手編みは気恥ずかしくて身につけられないものだったこともありました。

確かに、あまりにも編み方が下手だとか、デザインが好みに合わないセーターなんかだと、貰うこと自体は嬉くても、着てもらうのは難しいでしょう。

ですが、シンプルなロングマフラーなら、失敗することは少ないですし、最低限形がととのっていれば、まず嫌がられることはありません

上質なウールの毛糸を作った、シンプルカラーを選ぶのがポイント。初心者で編み目が多少乱れていても、かえってそれが味になったりします。

こんな感じの手作りマフラーどうですか

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エンジのウールマフラーです。

一見、女性向きの色ですが、我が家では赤系が好きな高校生の男子が毎日使ってくれています。

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長いのでグルグル巻きにして、暖かくてかっこいいです。

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色を変えて、からし色はどうですか?

うちでは50代のおじさんがヨン様を気取ってつけてくれています。

手作りマフラーのメリット

手編みマフラーは暖かさが断然違います

市販のマフラーはほぼ全て、アクリルで機械編みで作られています。
そして編み目は隙間が多いのです。

手作りマフラーの毛糸は、ウール100%、ウールマークのついたものを選び、手で丁寧に編んでいくと、編み目は密集していて熱を逃がさずとても暖かいです

また、編んでいること自体がとても楽しいです。精神安定につながります。
一人考えにふけりながら、テレビを見ながら、会話しながら、家族とリビングで過ごすときにもぴったりです。

そして、男性というのは、編み物を編んでもらうことについて、女性が考えている以上にかなり喜ぶんですよね。

もちろん、知らない人やその気のない人から貰ったら、多少気持ちが悪いでしょうけど…。
試しに家族や彼氏に編んであげてみて下さい。すごい反応をするはずです。

手作りマフラーのデメリット

結構お金がかかります。編んでくれ編んでくれと気やすくいう男性がいますが、毛糸がひと玉いくらで、いくつ使うのかをわかってないです。
買うより高いです、それは間違いないです。

だいたい5000円~8000円はかかると思ってください。

ただし暖かさの質がまったく違います。

手入れも多少気を使わなければいけません。
でも洗えるウールの毛糸を使えば、洗濯機の手洗いモード&ネットで洗えますので、それほど面倒ではありません。

あとちょっと重いです。
毛糸の量が多いので仕方ないです。軽く仕上げたいなら、太い針で荒めに編むのもアリです。
気持的に重いのは受け止めてもらうしかないです(笑)

マフラーを編む材料

毛糸

お値段がはっても毛糸だけはこだわるのがおすすめです。100均の毛糸など安い毛糸は、アクリル製です。ウールマークのついた高い毛糸は、風合いや温かさが全く違いますし、質感も素人目ですぐわかります。

下手でも毛糸さえよければ上質なマフラーができます。

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まずは毛糸から選びます。マフラーにするのは並太以上の太さで。

一番最初の写真の赤いマフラーは、シュゲール(手芸センタートーカイ)の『ウィスター 洗えるメリノ)』極太を使用しました。
※現在はリニューアルされて、『ウイスター ウォッシャブルメリノ100』になっています。


からし色(黄色)のヨン様風マフラーは、並太を使用しました。


『洗えるメリノ』シリーズは定番で、何にでも合わせやすい、喜ばれやすい色がそろっています。

使用する毛糸玉数

毛糸の玉数は、マフラーの長さ、幅によって変わってきます。

細め短めなら5玉くらいでできますので、初めてはそのくらいから始めてもいいかもしれません。

ただし、余らせるつもりで多めに買っておく必要があります。

毛糸はロット(作られた時期)によって色が変わりますので、同じロット番号の糸でそろえないと、色が変わってしまう場合があるからです。
あまり気にしない人ならそれでもいいかもしれませんが、毛糸が足りなくなって買い足そうとしたら、在庫がなかったりしたら困ります。

私は、7~8玉使います。
大判で作るなら、10玉くらい一気に買っておくと安心です。

マフラー本体だけでなく、フリンジもたっぷりつけますので、一玉余分に見ておいてください。

棒針

マフラーは平べったいので二本針で編めるのですが、私は四本針を買ってキャップをして使うのをおすすめします。

これだと、どっち方向からでも使えますし、のちのち、帽子や腹巻きなどを編むときにも使えるからです。

針は少々お値段は高いですが、日本製の竹製を使うのを強くお勧めします。

プラスチック製に比べて滑りの良さが全く違います。
また、中国製の安い棒針は、すぐに曲がってきたり、ささくれてしまったりします。

セーターなどを編む場合は通常、毛糸玉のラベルに書いてある号数で棒針を選びますが、マフラーの場合は、セーターよりも粗目に編むほうがやわらかなので、毛糸玉に書いてある号数より2号程度太い針を選びます。(好みによりますが)

私は、赤いマフラーは15号黄色いマフラーは14号で編みました。

ゴムキャップも必要です、針のサイズに合わせます。今回は特大でOK

かぎ針

編み始めの作り目や、フリンジつけにつかいます。

8号か10号を一つ持っておけば大丈夫です。あまり太くなくていいです。


その他の材料(あると便利)

セーターなどサイズがシビアな場合は必須な道具ですが、マフラーは好みの長さ・幅で適当でいいので、なくても大丈夫です。
最初のマフラーを編んで、今後もいろんな編み物をしたいとなってから揃えればOKです。

  • とじ針
    二目ゴム編みを閉じるときにつかいますが、フリンジをつけるマフラーの場合は、かぎ針を使って伏せ止め(後述)で閉じちゃってもいいので、なくてもいいです。  
  • 段数リング
    作り目のときや、10段ずつなどにしるしをつけて何段編んだかの目安にします。
    私は持っているので使っていますが、マフラーの場合適当に好きな段数だけ編めばいいのでなくてもなんとかなります。
  • ゲージ定規
    ゲージをとる(網目のサイズを測る)のに使いますが、マフラーは適当でいいので普通の定規でも大丈夫です。

↑あると便利な編み物小物がお得なセットになっている商品もあります。

シンプルマフラーの編み方

ゲージを作る

ちょっと面倒なのですが、必ずやらないといけないです。
でないと、全く意図しないサイズのものが出来上がってしまいます。

15センチ角くらいのものを一度編んでみて、10センチ内にいくつ網目ができるのかをカウントします。

その編み目を参考に、自分の編みたいマフラーの幅は何目なのかを計算します。

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これは本当に人それぞれなので、やってみないとわかりません。
参考までに、↑上のゲージ用の網目は、40目作り目をしています。

段は、15センチくらいに到達するまで、編んでいってください。10センチギリギリにしないのは、端のほうは編み目が安定しないからです。

作り目

作り目の仕方は、Youtubeにいくつかありますが、こちらの動画などでご覧ください。(私の動画ではありません)

シンプルマフラーは二目ゴム編みがおすすめ

初心者さんは、”二目ゴム編み”が編み目が揃いやすくきれいになるのでおすすめです。
一目ゴム編みは編み目が乱れた感じになります。これも味わいがあるのでお好みでどうぞ。

二目ゴム編みの編み方は、以下の動画などを参考になさってください。

私のマフラーの編み図

赤いマフラーも、黄色いマフラーもほとんど同じです。

40目作り目し、二目ゴム編みで、好みの長さになるまでまっすぐただひたすら編みました。

長さは195センチほどです。段数は数えていません。

糸のつぎたし方

結んでおいて編みこんでいく方法と、段の端にきたときに入れ替える方法があります。
マフラーの場合、段の端で入れ替えたほうが簡単で綺麗だと思います。

最後の始末、伏せ止め

編み終わったら”二目ゴム編み止め”で止めるのが正式で、伸縮性も出るのですが、初心者にはちょっと難しいです。

なのでかぎ針を使って簡単な”伏せ止め”でやっちゃってもいいと思います。
ゆるめに伏せ止めし、フリンジを付けてしまえば問題ないです。

伏せ止めのしかたも動画でどうぞ。

フリンジをつける

フリンジはなくてもいいのですが、あったほうが豪華な感じがするので、自分は好きです。下手さが出やすい編み目のはじっこもごまかせます(笑)

つけたいフリンジの長さに段ボールをカットし、そのダンボールに毛糸をグルグル巻きにします。そして片方のわっか部分をカットします。すると2つ折りにしたフリンジ用の毛糸束ができます。

フリンジの毛糸をケチらず、たっぷり使うのがポイント。

仕上げのポイント、スチームアイロン

編み物をしている間、編み目が不ぞろいで汚く残念な感じになります。
下手だな~初心者だから仕方ないのかな、と一見思うのですが、これは普通ですのでご安心を。

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最後にスチームアイロンをかければ仕上がりが全然違います。
とってもきれいに目がそろいますよ。

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スチームたっぷりのアイロンを、マフラーから離してシューシューかけてください。

お風呂の蓋をあけた浴室に干しておいても綺麗になるらしいですが、私はやったことがありません。

手作りマフラーのお洗濯の方法

ウールは水洗いするとフエルト化していきます。できるだけお洗濯を減らす方が良いです。

天然の羊の毛というのは、本来汚れがつきにくくなっていますので、すごく汚れなければ、ワンシーズン洗わなくても大丈夫です。

手洗いがもちろんいいのですが、上のほうでご紹介した洗えるウールマークのついた毛糸の場合、ネットに入れて、アクロン(のようなおしゃれ着洗い洗剤)で、ドライモードまたは手洗いモードにすれば、洗濯機で洗えます。

乾燥機にはかけないでください。

洗ったら、できるだけ重力がかからないよう、平たく干すのが理想です。吊るすと伸びてしまいます。

気になるようなら、乾いた後スチームアイロンで整えてもいいです。整えなくても、そんなに型崩れはしません。

手編みのものは結構丈夫です。

毛玉は使っているうちにどうしても出てきます。気になるようなら、はさみでカットしてください。編み目を切ってしまわないようにだけ気をつけて・・・。

まとめ

以上、雑ですが、初心者向け手編みマフラーのおすすめでした。

手編みは暇つぶしにいいですよー。でもヒマじゃないのにやってしまう(笑)

こうやって書いているうちにも、自分が編みたくなってきました。