リンパ浮腫の弾性ストッキングはとにかく値段が高いし履くのは大変。安価なメディキュットで済むならそれに越したことはありません。
手軽に安く入手できる弾性ストッキング、メディキュット
前回の「足の冷えないくつ下」に引き続き、あったかい靴下の旅の途中です。
メディキュットは、足のむくみを取る弾性ストッキングですが、医療用のリンパ浮腫の弾性ストッキングとは全く違います。
値段も安いです。医療用弾性ストッキングは2万円以上しますが、メディキュットは2千円くらいです。お値段10分のイチ!
やわらかくてさっと履ける、普通のタイツと変わらない
弾性ストッキングというと、メディキュットしかご存じない一般の方は、医療用の弾性ストッキングのゴツさを知りません。
それはそれは、履くのがものすごく大変なのです。
はじめて、弾性ストッキングを病院で履いてみたとき「ウソだろ」とびびりました。
履けると思えないくらいの堅さなのです。
慣れないうちは20分くらいかけて汗だくで履いていましたね。
そんな大変さなので、せめて家でリラックスしてるときくらいは、ささっと10秒で履けるストッキングで過ごしたい。
メディキュットは、一般のタイツよりちょっときつめかな?と思う程度ですが、全く普通のタイツの範疇です。
つま先があるのが災い
弾性ストッキングはつま先が開いている物を持っていましたが、なぜつま先が開いているのか意味がわかりませんでした。
つま先が開いているせいで、先がむくむんですね。
なので、メディキュットはつま先が開いていないものを選びました。つまり普通のパンストみたいなものですね。
それが間違いでした。
何度も書きますが、私は足が26.5なんです。
健康だったころ、普通にストッキングをはくときは、伸びるのでつま先は問題なかったのですが、このメディキュットは、曲がりなりにも弾性ストッキング。
普通のタイツと違う圧力がありました。
とくに足先の締め付けは結構きつい。最初は何とも思わずとも、どんどん足の爪が逆流するような痛さに。
耐えられず、数時間で脱いでしまいました。
お腹まで締め付ける
市販のメディキュットは、医療用でなく、どちらかというと美容目的のものです。
ですので、ヒップもウエストもがんがん締め付けてきます。
医療用弾性ストッキングは、腿の付け根の手前で締め付けがなくなります。
ウエストやヒップはゆるゆるです。
骨盤内のリンパ節を全て除去してしまっているので、頼りになるのは上半身、脇の下のリンパ腺のみです。
そこまでリンパを流すためには、ウエストの締め付けは厳禁。
私は身長も高いほうなので、股もたりないし、引っ張ることで余計に締め付けがきつい。
買ったのはLでしたが、それでもダメです。
何もかも、私のリンパ浮腫の足には向かないものでした…
足のサイズが普通で細い人なら試す価値ありかも
リンパ浮腫になると、試着→ダメ→即ゴミ が日常になってきます。
メディキュットは2千円程度とはいえ、即ゴミ認定はお財布がイタイ。
けれどもし、メディキュットが合っているなら、それはラッキーだと思います。
自分なら履けそうと思えば、なんでも試してみるのは価値のあることです。
これも、一瞬しか履いてないんで、捨てるのもったいないんですが、あげられる人もいないし。。
よっぽど仲がいい身内じゃないと、下着なんてあげられないですよね。
ですのでもったいないですが、さようなら(;_;)/~~~