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ドラマの必要性

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昔は、ドラマなんてただの時間の無駄だと思っていました。
フィクションなど見ても、なんの得にもならない。
それよりも事実、ドキュメントやニュースを見るべきだと。

ですが、現実・事実は基本、楽しいことはありません。
ニュースは毎日暗い話ばかりで、未来に希望が持てなくなります。

私は病気で入院していたとき、一日中、Huluでドラマを見ていました。
(当時はHuluは面白い韓国ドラマが充実していて、dビデオはドコモだけのサービスでした、今はdビデオオンリーです)

命にかかわる手術だったので、きっとドラマがなければ辛かったと思います。
ですが、ドラマに夢中になっていたおかげで、長い入院もまったく退屈せず、暗い気持ちにもならず、むしろ退院したくないと思うくらい楽しく過ごせました。

ドラマに感情移入して、泣いたりしていましたが、看護婦さんには、誤解されたかもしれませんね。

そう、ドラマは現実から目を背け、楽しい気持ちにさせてくれる効果があります。

未来なんてわかりません、先に不幸があるとわかってしまったら、今現在に問題はなくても、今が暗くなります。
ドラマは、気持ちをポジティブにさせてくれ、今この時、今日はとりあえず生きようという気持ちにさせてくれます。
ドラマの続きが気になるから、今日は死なないでおこう、それでもいいじゃないですか。

今はなかなか見る時間がありませんが、ドラマに救われています。
ドラマがあれば、この先病状が悪化したとしても、日々生き延びることが出来るんじゃないかと思います。

これは、本や映画、そして演劇などでも同じじゃないでしょうか。
長い歴史の中でフィクションが廃れないのは、人間が必要としているからでしょうね。