突然、身に覚えのない +(プラス)で始まる番号から着信があり、すぐに切られた場合、それは『国際ワン切り詐欺』の可能性が高いです。
着信音1回(英語でOne)で切るので『ワン切り』と言います。
リベリアからの着信?
私も先ほど、通知が1回だけ鳴って、番号を見てみると国番号+231からはじまる『リベリア』からの着信でした。
リベリアに知り合いも心当たりもありませんので、これはほぼ間違いなく詐欺電話です。
リベリア以外にも、
+222(モーリタニア)
+93(アフガニスタン)
+65(シンガポール)
+45(デンマーク)
+247(アセンション島)
+213(アルジェリア)
+224(ギニア)
等など、、あらゆる国からかかってきます。
国際ワン切り詐欺の仕組み
これがどう詐欺と結びつくかといいますと、着信を受けた人(あなた)がその電話番号にかけなおすと、通話料が発生します。その通話料は、30秒で数百円と大変高額になります。
国際通話の業者が詐欺グループと結託し、通話料の一部を詐欺グループに支払って儲けるという仕組みです。
国際通話の業者がそんなことをするの?とお思いでしょうが、世界には悪質な通信業者も存在するのが現実です。
かけなおしさえしなければ、実害はありません。
かけなおしてみるとどうなるの?
検索してみると実際にかけなおしてみた人がいます。
その方のレポートによると、英語ではないその国の言葉と思われる言葉を話す人が出て、ずっと一方的に話していたりするそうです、これは録音音声かもしれないとのこと。
また、「電話をおつなぎしますのでしばらくお待ち下さい」といったような引き延ばしの音声が流れ続けることもあるようです。
興味があっても絶対にマネしないでくださいね!
国際ワン切りが来た場合の対処法
絶対にかけなおしてはいけません。とにかく無視です。
早朝の時間や深夜にかかってきたりもして、鬱陶しい場合もありますが、ガマンしかありません。
番号を着信拒否(ブロック)にすることも可能ですが、全然別の番号からまたかかってきたりするので、完璧な防御法がないのも現状です。
とにかく無視無視!
迷惑な話ですね。
↓各種報道記事にもなっています
みなさまお気を付けください。
ワン切りの着信を消したい
ワン切りの着信履歴があると気持ち悪いので消したい、と言う方も多いと思います。
私としては、消さずにおくことをおすすめします。理由は、
- またかかってきたとき、同じ発信者だと判断できることや、
- 警察沙汰になったとき、捜査資料になることがあるかもしれないからです。
どうしても嫌!絶対に消したい、と言う場合はご自身の判断ですので止めません。間違えて押すと怖いというのもわかります。
着信履歴は迷惑着信ではなくとも消せます。やり方については当ページでは長くなるので書くのは控えます。(『スマホ着信 消し方』などで検索すればすぐに出てくると思います)
消す場合、そのまえにスクショ(スクリーンショット=画面の写真をとるとこと)をして保存するのをおすすめします。
ワン切り着信の音が鳴る、通知がうるさいという場合は、その番号だけ通知しない、ブロック(着信を遮断)する、など着信電話番号ごとに細かな設定ができます。興味のあるかたは色々調べてみて下さい。
電話番号は数字の羅列なので、迷惑業者もコンピューターを使って自動で送ってきますのでなかなか防ぐことは難しいです。通信会社各社がフィルター(事前に迷惑電話を判断すること)も設定している場合もあります。