リスニングパート3,4のシャドウイングが終わったら、次はリーディングパートに移ります。
パート5の文法問題はいったん後に回し、長文のパート5、6をやります。
まずはパート5、長文穴埋め問題の学習方法です。
答え合わせ、全体チェック
問題のほうは使いません、解説のほうを開きます。
まずは上から順にじっくり見ていきます。
文章の意味の理解
一文、一フレーズずつ、日本語の意味と照らし合わせて意味を理解します。
文法知識をフルに使って、どの部分がどう言う表現になっているか、日本語と英語のギャップを解消します。
どうしても納得いかない場合は、とりあえずそういうものかと受け入れます。
目的:まずは意味の理解、分かっていた部分も、自分の認識と日本語訳にずれが無いかを確認します、
わからない単語・フレーズにマーカー
わからない単語がでたら、フリクションの蛍光マーカーでマークしておきます。
同じページに意味が印刷されていたらそこをチェック。
なければ、辞書で調べ、欄外に書いておきます。
目的:単語は単語集から先に覚えるのではなく、問題文からわからない単語を洗い出し、それを覚えるのが効率的。
同じページに意味を書くのは、すぐに参照出来て復習の手間が省けるため。
知ってた意味と違った単語・フレーズ
単語やフレーズで、知っていたけれど自分が理解していたのと違う意味だった場合、
または今まで、理解があいまいだったといったような場合、
赤のアンダーラインを引いておきます。
日本語にもラインを引いておきます。
目的:簡単な単語でも、意外とあいまいに覚えていることが多かったりします。
わからない単語の蛍光マーカーより、少し目立ち度が下がるので、パッと見て区別できます。
穴埋めの答えを照らし合わせる
自分が最初に回答したマークシートを見ながら、答え合わせ。
- 間違えた部分に赤でxをうっておきます。
- あてずっぽうで当たってたものには△
偶然正解したものもちゃんとチェックしておきます。
回答の解説を読んで、なぜ正解がこれなのか、ということを理解します。
ただし、今回は深く文法にこだわることはありません。
目的:自分がひっかかったところの明確化
穴埋めのところに、答えを記入しておく
解説の長文の穴埋めのところに、正解の単語を記入しておきます。
ただし、文章になっている選択肢は書かなくてもいいです。(短ければ書いても良い)
文章の選択問題は、全ての文章を読んで意味を理解しておいてください。
目的:音読をスムーズに行うために、記入しておく。
音読
精読5回
上から順に丁寧に音読していきます。
ToやFrom、日付、メールやサイトアドレスも読みます。
意味があいまいだったら、日本語と照らし合わせて読みます。
穴埋めのところには、あらかじめ答えが記入してあるので、視線を移動しなくて済みます。
文章のところだけ、横のページを見て読んでください。
注意:リスニングパートのシャドウイングで散々聴いた、英語の音声、イントネーションを意識して音読。
特にアクセント(強めるところ)と抑揚(上げ下げ)。
意味のかたまり、区切りも意識すること。
一文ずつ音読5回、暗唱5回
次は、一つの文ずつ、繰り返して音読します。
長い文章は、コンマのところや接続詞など(and, but)で区切ります。
見ながら5回、そして、文章を見ずに5回。
もしも早く暗唱できれば、回数を少なくしてもかまいません。
できなければ、増やしてもいいですが、完全に暗唱できなくてもOKです。
大切なのは、脳内で意味を思い浮かべながら、英文を再現すること。
意外と前置詞などが抜けたりします。
この回では、メールアドレスや数字などはちらっと確認する程度で音読しません。
全体音読スピードアップ 5回
かなりスムーズになったと思うので、音読のスピードを上げていきます。
とはいえ、大原則は、きちんと意味を分かったうえで音読すること。
できるだけネイティブスピーカーの発音を意識することです。
意味が理解できていると、自然に息継ぎの切れ目がみえてくるはずです。
この回でも、メールアドレスや数字などは、さっと流せばよいです。
スピード黙読 5回
最後の仕上げは、声に出さず、目だけで読みます。
絶対に前に戻らないで、頭から理解していきます。
指でたどり、そのスピードを上げていくのがコツです。
早く読めるようになったら、指は行に添えるだけで読んでみましょう。
名前やメールアドレス、数字なども見た瞬間に判断できるようにはしておきましょう。
いくつかの単語のかたまり(意味のまとまり)ごと目に入って理解する感覚が、少しずつ養われていくはずです。
例:For the first time / the Oakville Livrary / is connecting a survey / to learn /
等、スラッシュごとぱっと目に入り意味がつかめる。
※できるだけ脳内で音読しない
ここまでさんざん、音読しておいて、音読しないとはどういうことかと思うでしょうが、脳内音読しているとスピードが上がりませんし、意味の理解も遅くなります。
音よりも意味に集中してください。
日本語を読むときの感覚を考えてください。早く読むとき、脳内に音は聞こえない、意識していないと思います。
一語一語じっくり吟味しないで、キーワードをぱっぱっと目にいれて理解しているはずです。
その感覚は訓練すれば英語でもつきます。
ただ、今、目標とするスピードは、リスニングパートのネイティブのスピード。その速さで理解できればTOEICの対応は十分です。
もっとレベルが上がると、目で見た瞬時に理解できるようになり、もっと速くなりますが、今の段階ではそこまででなくても大丈夫です。
全体目標
とにかく黙読のスピードアップです。そのためには、音読で身体に英語をしみこませることが大切です。
毎日英文に接することを欠かさないでください。