1975年生まれの整理収納アドバイザーの本。
断捨離に近いけれど、それよりも具体的で実践的、現実的だと感じました。
個人的に気になった箇所のメモ
私は服の定番アイテムを模索するのが好きなので、この本のクローゼットのアイテム例が特に興味深かったです。
以下は自分の中で噛み砕いた解釈で、抜粋ではないのでご注意ください。
興味の沸いた方は、ぜひ原文をご覧ください。
第一章「片付けは苦手」の乗り越え方
まずは片付かない原因を知ること。
片付かないのはものが多すぎるから、捨てて適量を持つことが必要になる。
物が増えいってしまうのは、捨てることがなく、買ったりもらったりするから。
使っていないものを見つけ、処分する。
物が多くなくても片付かないのは、収納場所がないから。
物に定位置を与えれば、元あったところにしまうだけ。
片付ける時間がないのかもしれない。
週末に70分かけて片付けるより、毎日10分だけでも片付けるようにすると良い。
第二章 書きだすと片付く
まず、自分の好きなものを書きだして、知ることからはじめる。
物には3種類ある。
1)壊れない限り使い続けるもの
2)消耗品
3)愛着のあるもの
壊れない限り使い続けるもの
使う頻度はどうか?年に数回しか使用しないなら、レンタルで済むものはないか?
消耗品
持ち過ぎない、在庫を適量に保つこと。
愛着のあるもの
捨てづらい、自分にとっての決まった量を、あらかじめ決めることが大切。
第三章 片付けを実践する
中に入っているものを全て出すことから始める。
出ているものを種類と使用頻度で分ける
使わないものは処分。
使うものは、収納。
収納は、物をしまいやすく、取り出しやすくする
- ひと目でものを見渡せるように
- 80%を目安に入れる
第四章 「片付かない」を解決する「物選び」のコツ
一気に捨てても、またしばらくすると物が増えてしまうことがある。
捨てるだけでは解決しない、新陳代謝を良くすることが大切。
入ってくるものを吟味すること
「欲しいもの」と「買ったもの」を吟味する物欲ノートをつける
買うときは自分なりのもの選びのルールを決める:形や色など。
ストレス解消の物欲は消え物(食料品など)で、これなら物が増えない。
そもそも持たなくてもいい物を考える
普通持っていて当たり前、という固定観念を捨て、本当に使うかどうかをよく考慮。
10年物の定番も、本当に10年使えるかどうか?時代の変化、年齢。
衣服はクローゼットダイアリーをつける
持っている服の中で、「今」着られる服をアイテム別にリストアップして、現状を知る。
定番もの+旬アイテム=一軍の服となる。(着ない、ベンチ入り選手の服は持たない)
クローゼットアイテムのリスト例
□コート・ジャケット
□トップス
□ボトムス
□バッグ
□はおりもの
□ワンピース
□小物
□靴
□定番もの
□その他
※私には興味があまりないのですが、器のコーディネートも詳しく載っているので、好きな方には役立つかもしれなません。
著者の定番服20アイテム
- ウールコート
- ステンカラーコート
- ジャケット
- カーディガン
- シンプルニット
- お出かけワンピース
- カジュアルワンピース
- 華やかなブラウス
- ボーダーカットソー
- インナーカットソー
- タンクトップ
- デニム
- カーゴパンツ
- ワイドパンツ
- バレエシューズ
- パンプス
- ロングブーツ
- カジュアルトート
- かごバッグ
- お出かけバッグ
筆者の定番色
基本色:紺・グレー・ベージュ・カーキ・白
差し色(トップスやストールで):スモーキーなピンク・水色・ラベンダー
柄物:ストライプ・ボーダー・水玉・シックな花柄
『シンプルな暮らしの設計図』の感想まとめ
とてっても読みやすかったです。好きな部類です。
断捨離本を読んでも、具体的にどうしていいかわからない人に向いています。
定番服や色は、もちろん私とは違いますが、自分のアイテムもあらためて見直してみようと思いました。
インテリアの写真などは住宅展示場のように綺麗すぎて、あまり現実味はありませんでしたが、方法論は具体的でわかりやすかったです。