2010年に読んだ『〈具体的・効率的〉英語学習最強プログラム』の読書ノートです。
この本を選んだ理由
タイトルに迫力があり、アマゾンのレビューでも話題になっていたので。英語学習法をいろいろ模索していた時期でした。
単語2000語
1語1秒でも2000秒→35分かかる
憶えるのではなく、見るだけ。
文法は必要としない。
直読直解
初めから早く眼を動かし、繰り返すことで理解を挙げる。
水泳と同じ、息継ぎしないと早く泳げる。
ゆっくり理解しながらだと、速度アップの足かせとなる。
ペーパーバックは1日1冊
不明な箇所はやり過ごす大胆さ。スキップするコツがわかる。
リスニングや長文で、わからないところでパニックになる人に役立つ。
難しくても、自分が関心があればOK。わからない部分はどうせスキップするから。
単語力
単語は、見た瞬間にわからなければ使えない。単語は覚えたもの勝ち。
復習するほど楽になる。学習時間の8割は復習。
単語集は何冊あってもOK。アルファベット別・分野別・語源別・電子辞書・PASS単など。
英字ニュースで語彙を増やす。
文法
中学文法
文法は中学文法からはじめる。
自信のある人でも、※薄い問題集(50~70P)1~2時間で100%にする。90%ではだめ!
100%できるくらいでないと使えない。
※ハイレベル、分厚い問題集は×
高校文法
必要な文法
- 仮定法
- 倒置
- 省略
- 挿入
- 強調
大学受験用
大学受験用の参考書・問題集を一気読み
普通の本と同じ~1.5倍くらいの速さで。
リスニング
構文の分析は、無意識に自動的に行われるレベルにならなければいけない。
音声を止めながらのシャドウイングをする。(DUOセレクト―厳選英単語・熟語1600などで)
- 文法を意識
- スピーキングの練習
- Sや抜け落ちのチェック
1週間は同じものを聴き続ける。
聴いてるときはわかるのに、あとで何も残らない場合
文の構造が分かっていないからそうなる
精聴
20回くらいする。
動詞に気を付けるなど、テーマを持って聞く。
ライティング
スピーキングと共通。
文法学習がそのまま力になる
中学文法で名作も読めるようになる。
スピーキング
スピーキングは口語作文。
シャドウイングは、同時に声に出すのではなく、一文終わってから思い出してゆっくり声に出すと良い。
→流暢な見せかけを優先して、文法や意味を考えず声に出すことは意味がない。
何度も繰り返して流暢に言えるように。
動詞の活用をしっかり。文法変化させて、頭の中・口頭でトレーニング。
アウトプットする場合は、DUOレベルの超簡単な単語でOK。
TOEIC
急がば回れ、TOEIC専門書ではなく、大学受験用文法をやること。
学習計画について
学習計画はシンプルで、やることが多すぎると迷う。
一日にやる種類は少ないほどいい。
英語学習最強プログラムの感想
とにかく厳しい!学習はシンプルにとありますが、指定されている参考書の多いこと。
特に大学受験の問題集は全部買いましたが、1冊も攻略できないまま挫折しました。眠くなる。全部一度に買ってはいけないですね、一つずつ攻略していくべきです。
ただ、リスニングや長文のわからないところでパニクるのには、ペーパーバックの速読が効果的というのは試してみようかなと思いました(思うだけ)1日一冊は厳しい・・・。
とはいえ、勉強のモチベーションが上がるのは間違いないです。役に立つ勉強法もたくさんあり、とくに単語を覚えるのではなく見るだけという今の自分の勉強法はこの本からきている気がします。ものすごく効果がありました。
また、中学文法は100%できないとだめというのにも同意です。薄い問題集を買ってきて徹底的にやりました。これは凄く力がつきましたね。
勉強法の本も、いろいろ読んできましたが、いいとこ(自分に合うこと)どりでうまく活用していきたいと思います。
参考書
- 駿台『新・英文法頻出問題演習 (Part1) (駿台受験シリーズ)』
- Z会『英文法・語法のトレーニング1 戦略編 改訂版』
- 桐原『Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服』
- 桐原『全解説頻出英文法・語法問題1000 (大学受験スーパーゼミ)』
語法は読まなくてもOK、TOEICの時に使う。
全問題集は速読した後解く。
構文トレーニング
語法と文法をそれなりに学習しても、どうも英語が読めない人は、構文が弱点。
- 駿台『必修英語構文』
- 旺文社『英文標準問題精構』
- 研究社『英文解釈教室〈新装版〉』
- 研究社『英文読解の透視図』
正確に理解すること、走り読みをしない。コツは、先に解釈を読んじゃって、そのあと繰り返し英文を読む。
構文を意識して読むとわかるようになる。
主語だ、述語動詞、目的、修飾、thatにかかる・・・