ブログで長い文章が書けないというご相談を受けましたので、この記事では私なりのやりかたをお伝えいたします。
長文が書けない
以前の記事で、広告主やASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)に承認されるブログの文章の長さは、1000文字以上が良いと書きました。※それ以下でも承認される場合があります。
しかし、どうしても1000文字なんて無理、そんなに長く書けない!というお悩みを耳にしました。
実は、ちょっとしたコツで長文はいくらでも書けるようになります。
ぜひ、以下の方法を試してください。
記事のテーマを一つに絞る
最初に心がけないといけないのは、これから書く文章のテーマ(主題)を一つに絞るという事です。
たとえばこの記事の場合『ブログで長文を書くコツ』です。
たくさんのことを書けば長文になると思いがちですが、それだと、なにを伝えたいのかわからないぼやけた文章になってしまいます。
文章のテーマがはっきりすると、自然と言いたいことが固まって、書くべき要素が集まってきます。
一見矛盾しているようですが、この、テーマを絞るということは必ず実行してみてください。
読者を決める
次に、読者を決めます。
これは、漠然とした『若い女性向け』『年配男性向け』ではなく、もっと具体的に、何歳の、どこに住んでいる、どんな性格の、、といった一人の人にまで絞ると良いです。
架空の人を設定するのが難しい場合は、お友達や家族を設定しても構いません。
さらに、もっと簡単に設定する方法もあります。
たとえば、この記事のテーマが『ブログで長文を書くコツ』であるならば、対象読者を『ブログで長文が書けなくて悩んでいる人』と設定します。
この時にありありと、その悩んでいる人の様子が目に浮かぶように想像してみてください。
ちなみに、私もこの記事の読者さんを、ある方一人に絞って書いています。
読者を一人に絞ったら誰も読んでくれないんじゃないの?
読者を一人に絞ったら、それ以外の人は読んでくれなくなるんじゃないの?
という疑問を頂戴しますが、それは逆です。
想定読者は広ければ広いほど、誰に対して書いているかわからなくなり、誰の心にも刺さらなくなるのです。
読者を限定すると、その人と同じ悩みを持つ人に伝わりやすい文章になります。
騙されたと思って試してみてください!
文章の目的を設定する
読者が決まったら、次に文章の目的を設定します。テーマとよく似ているかもしれませんが、ちょっと違います。
文章の目的とは、『読者に、この文章を読んだ後、どうなって欲しいか』です。
なので、今回の『ブログで長文を書くコツ』という文章は、『ブログで長文を書けないと悩んでいる人』に、『長文の書き方のコツを知ってもらう事』が目的です。
どんな文章でも、目的が定まっていないと、一体なんだったんだろう、、という気持ちしか残りません。
↓例としてこの記事の読者は、『エラーに悩んでいる人』で、目的は『エラーを解決してもらうこと』
一見目的のなさそうな文章でも、私の中では目的があります。
↓文章で『みえる』を使う人に『みえるは方言』だと知ってもらうことが目的
大事なので、もう一度言いますが、『読者に、読んだあとどうなっていて欲しいか』を意識して書いてくださいね。
テーマに沿った内容を思いつくままに書く
テーマ・読者・目的、が決まったら、まずは思いつくままに書きます。
メモ帳で書いてもいいですが、私はWordpressの画面に直接書いています(マメに『下書き保存』を忘れずに)
↓私のこの記事の下書きメモです
こんな感じに、箇条書きで思いつくことを書いていきます。
思い付きメモから見出しを作る
見出しとは、H2やH3タグのことです。大きく目立つ文字で表示されます。
箇条書きにした要素を、見出し(H2)にしていきます。
見出しを作っていくと、記事の構成もわかりやすくなっていきます。
逆に、見出しを作らずに文章を書いていくと、話があちこちに飛んだり、とりとめのない文章になったりします。
見出しは、使ったことのない方には、とっつきづらいかもしれませんが、やってみると格段に文章が書きやすくなりますので、ぜひがんばって書いてみてください。
見出しに肉付けする
見出しができたら、その見出しに肉付けをしていくように文章を書いていきます。
見出しの内容を、想定した読者にわかりやすく、話してあげるように書いていくと、一つの見出しにつき200文字以上は簡単に書けるようになってくるはずです。
そして、想定した読者のことは、『何も知らない人』だと思ってください。
何も知らないので、全部説明してあげないといけないのです。そう思って書いていくと、どんどん文字数は増えるはずです。
※ただし、関係ない方向に脱線したり、その説明をすると、別途ひとつ記事書けそうなくらい長くなりそうな場合は、別の記事に改めます。
こうすれば長文は書ける!文章の型
文章をテンプレート化すると長文が書きやすくなります。ブログ記事の『型(かた)』ですね。
『型にはまるな!』という言葉がありますが、ブログ文章の場合は最初は『型にはまれ!』です。
ブログの型(テンプレート)
以下の型で書くだけで1000文字は越えるはずです。
- 導入 200文字
- 見出し1 200文字
- 見出し2 200文字
- 見出し3 200文字
- まとめ 200文字
導入
『これからこういう記事を書きますよ』という宣言です。また、これを書くに至った理由、読むとどういうメリットがあるかなどを詳しく書き、読者がこの記事を読むべきかどうか判断する材料にするものです。
見出し1~3
最低限として、見出しを3つ設定します。見出しの要素は文章の内容によって様々です。最初のメモ書きの時に思いついた、伝えたい項目を見出しとして設定しましょう。
見出しが決まったら、話し伝えてあげるように文章を肉付けしていきます。
まとめ
文章の締めくくりに、そこまで書いてきたことのまとめを書いてあげましょう。読者さんへの呼びかけもここに書いてみても良いです。
日常ブログで長文を書くには
そんなこと言ったって普段の日記ブログじゃ、書くこともそんなにないよ!
趣味で日記を書いている方の場合は、文字数や構成なんて全く気にする必要はありません。好きに書いてくださって結構です。
ですが、収益化(お金稼ぎ)をしたい場合は、ある程度長文のブログ記事を書く必要があります。
上記に書いてきた方法を使って、詳しく掘り下げていけば、日常のささいなことを、長文のブログ記事にすることも可能です。
↓この記事は『家族が財布を落とした』というだけの日常のことから肉付けして書いたブログの例です。
財布を落とした人の役に立てば、と思って書いたこの記事は5000文字あります(笑)
お役立ち情報を入れるのがコツ
日常ブログを収益化できるブログにするためには、話題を『お役立ち』『お悩み解決』系にもっていくのがコツです。
失敗談や経験談を、誰かの役に立つように構成できると、その記事はインターネット上で価値ある記事と判断されて、結果的に広告主に評価されたり、検索の上位に表示されたりします。
すぐに『お役立ち記事』を書くことは難しいかもしれませんが、意識して書いていくだけで格段に違ってきますので、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ:長文ブログを書くコツは丁寧な説明
長文のブログを書くには、文章のテーマを決め、読者を想定し、その読者にどうなってもらいたいかという目的を設定します。
そして、その読者に目的を果たしてもらうため、丁寧に、丁寧に説明を重ねて行けば、自然と長文になり、かつ、読者の気持ちに刺さる文章になるはずです。
想定した読者のことを思って書いていくことが非常に重要です。
このような気持ちで書いた文章は、きっと広告主や検索エンジンにも評価されることでしょう。
文章は書いていくほどに上達していきます、最初は上手くいかないかもしれませんが、必ず成長します。楽しんで、がんばってみてください!
この記事は約3600文字でした。