2014年08月29日
終演後、放心状態で劇場の前をうろうろしていました。
たぶん、建物の周りの出口で待っていれば、退勤姿が見れるのでしょう、いわゆる出待ちですが、私の精神は崩壊していて、ちょっとこれ以上の衝撃を受け入れられない状況でした(笑)
なので、いったん大人しくホテルに帰りました。
しつこいようですが、なんといっても隣なので本当に気楽です。
ミュージカル観賞用?の派手な恰好で夜を歩くと売○婦みたいなので、地味でカジュアルな格好に着替えます。
時刻は11時近く、昼のトッポギ以来何も食べていないので、そろそろお腹がペコペコなのですが、胸いっぱいで私は全くお腹が減りません。
しかし、韓国まで来て何も食べないのもいけません、私達は夜の東大門で食事をするべく、出かけました。
ホテルを出てすぐのことでした、交差点でひとり信号待ちをしている、ひときわ背の高いおしゃれな男性が目に飛び込んできました。
「ラモンだよ!あの人!」
ミュージカル「ゾロ」で悪役ラモンを演じた、パク・ソンファン(박성환)さんでした。
※現在は박민성(パク・ミンソン)というお名前で活躍されているそうです。
その時は名前すら存じ上げませんでしたが…。
メイクもおとし、かわいらしい恰好に着替えていましたが、すぐにわかりました!
私達(おもに私(笑))はきゃっきゃはしゃいでラモンさんに声をかけました。
何と声をかけたか覚えていません、「エクスキューズミー」だったか「チョギヨ」だったか…。
とにかく、すぐにラモンさんは止まってこっちを見てくれました。
そしてここでついに!韓国語で話したのです
「ナン、ゾロバッソヨ!チョンマル、テダナン、ムデヨッソヨ!カンドンヘッソヨ!」
(私はゾロを見ました、本当にすごい舞台でした、感動しました)
するとラモンさんは
「あー、カムサハムニダ~^^」と笑顔で答えてくれました。
通じた!通じたよ!(たぶん)
「サジン・・・チゴドデヨ?」
(写真撮ってもいいですか?)
と言うと
「イエ~(はい~)^^」とイヤな顔ひとつせず、応じてくれました。
はじめてちゃんとした韓国語の文章?での会話がゾロの俳優さんだなんて、感動。
特に練習していたわけでもありませんが、いつか推しに会った時のために用意しておいたような言葉が口をついて出てきたんです。
そしで、私の自撮り機能つきSONYミラーレス一眼の出番です!
私がシャッターを押そうとまごついていると、ラモンさんはカメラをとって、「僕のほうが腕が長いから僕ががシャッター押しますよ~」(と言ったかどうか憶えてませんが)と言って構えてくれました。
まるで私が腕組んでるみたいですが、誤解です(笑)
「ここ押してください」みたいにシャッターの位置を指してるだけです!
迷惑をかけてもいけないので、写真を撮ったら丁寧に「カムサハムニダ~」とお礼をいって別れようとしました。
そこで私がちゃんと前を向いていなかったのか、ふらふらっと車道に出そうになったとき、車が勢いよくきて、間一髪!
ラモンさんが、私を抱き寄せて、かばってくれたんです!!
”韓国ドラマあるある”の”車にひかれそうになって庇われる”というシーンをな・ん・とラモンさんで体験してしましました。
「(あぶないよ・・・)」←と韓国語で言ったような気がします。
ラモンさんの胸の中・・・(///)
とりあえず腕がたくましくて暖かくて、やばかったです(笑)
さっきまで推しを舞台え殴り倒したり、逆に馬乗りされてくんずほぐれつ殴り合ってたこの人の腕の中ですよ。。
神様ありがとう、こんなごほうび…。
なんか日本に帰ったらひどい運命が待ち受けていそうで怖いです。
改めてお礼を言って別れました。
ミヤネヨ・・・そしてカムサエヨ、、
こんな愚かな韓国初心者のミーハー日本人に優しくしてくださって。。
パクソンファンさん演じるラモンは悪役ですが、声も歌も素晴らしく、舞台で大喝采されていました。素晴らしいミュージカル俳優さんだと思います。
そして本人はすごくジェントルで、、感激です。
これからも活躍をお祈りします、推しの次に応援しちゃいます!
夜食はガイドブックなどで見た「タッカンマリ通り」で食べようと思いました。
私達は今回、ネット通信環境がなかったので、印刷してきた紙の地図だけが頼り。
道はそんなに複雑じゃないのですぐに行けると思っていました。
ファッションストリート(問屋街)を通って退屈することなくたどり着けると思ったんですが、、
店が開き始めたころでしょうか、あまり盛り上がっていません。
そして服もあまりおしゃれじゃない感じ…。
また、ところどころ暗い路地に入り込んだり、かなり雰囲気が怖いところもありました。地味な恰好に着替えてよかったと思います。
ずっと眠らない町のにぎやかな雰囲気を想像していたのですが、思っていたのと違う感じでした。
閉まっている店、屋台が結構ありました。何か、休日のような日だったのでしょうか?
途中、これが東大門というものなのでしょうか
韓国独特のかなり派手な門です。
方向感覚がわからなくなって同じ所をぐるぐる、、どうしてもたどり着けませんでした。
地下道も通ったりして、偽物を売る露店があり、客引きのおじさんも怖い雰囲気。
1時間近くさまよっても、わからなくなってしまったので、これ以上深入りしてはやばいと、ファッションビルの近辺に戻ることにしました。
ネットで地図が確認できる環境は必要だなと思いました。
迷わずたどり着ける場所まで戻ってきて、食堂が立ち並んでいる通りを歩いていると、優しげな若いお姉さんが「いらっしゃいませ~食べていって~」と日本語で声をかけてきました。
その優しい笑顔にほだされて、その店に入ることに決定しました(笑)
それにしても日本人まるだしなんですね私達…。
何の店かわかりませんでしたが、大きな写真つきのメニューが壁全体に貼られていたので、
「イゴチュセヨ(これください)」といって指をさしてオーダーできました。
読んでみるとサムゲタンと書いてあります。参鶏湯です。
私は日本では食べたことがありませんが、これはこれで食べてみたいと思っていたものでした。
一人分に鶏が丸ごと入っていて、鶏の腹の中に五穀?や朝鮮人参?のようなものを入れて煮込んでいるスープです。
見るからに体に良さそうです。
(サムゲタン写っとらんやんけ笑)
おかずもたっぷり、キムチなど食べ放題(だそう)です。
おかわりは、、しませんでした。十分量が多いです。
肝心のサムゲタンは、写真に撮り忘れました(笑)放心状態で…。
美味しかったのですが、なんだか食べても食べても減らないんです。
量が多かったのもありますが、とにかくミュージカルの余韻がすごすぎて、女友達におんなじことばっかり話してたと思います、いかに推しがかっこよかったか、かわいかったか…。
12時を回りましたが、店にはずっと人がたくさんいました。
居酒屋風にも利用されてる感じですね。
韓国ドラマよろしく焼酎をぐいっといきたいところでしたが、この韓国初心者が正体をなくすとまずいので、ビール一本でとどめておきました。
韓国のビールはあっさりしていて飲みやすいです。私は好きな味ですね。
ゆっくりゆっくり語りたかったのですが、私達には外でのネット環境がありません。
ホテルに帰ってファンカフェとかをチェックしたかったので、落ち着きませんでした。
次に来るときはネット環境を用意したいなと思いました。
↓一番おすすめのWi-Fiはこちらです
さてそろそろ出るか、という段になって。
こういう食堂でクレジットカードを使えるのかどうかが不安になりました。
(普通の食堂でクレジットカードはまず使えます)
なので、とりあえず現金で、と思いお金をだしてみて気づきました。
「私のお金、なんか違う…。」
上の茶色いのが私が持っていった、家にあった1万ウォン札です。
家族が何年か前に韓国に行った時に余ったお金です。
使えるかどうか不安でしたが、これを出して払いました。
会計は二人前&ビールで25000ウォン(2778円)でした。
結果、お金は使えましたが、旧札で払うのが珍しいようで。
日本語がしゃべれるくだんの客引きのお姉さん(たぶんこの店で唯一日本語が話せる人)が
「お金、めずらしだから^^」
といって笑っていました。
そして私たちは店を後にし、ホテルへ戻りました。