新型ウイルスの影響でテレワークが推奨される昨今、今日はネット授業を今後開催するための、スカイプの設定を行いました。
リモート会議の手段は様々
現在、ネット上で会議を行うサービスは様々あります。有料のものもありますが、当面は無料で利用できるものを使っていきたいです。
私の運営する勉強会で導入するシステム候補に挙げたのは以下の通りです
- Lineのグループトーク
- Skype(スカイプ)
- Youtubeライブ中継
- Zoom(ズーム)
LINEのグループトークは導入しやすいですが、パソコンでは通話できないので今回は除外。
Googleのハングアウトは2020年で終了する方向性だということで候補から外しました。
まずはスカイプからセットアップすることにしました。
Skypeの導入は困難を極める
Skypeは、マイクロソフトが運営するネットのテレビ電話サービスで、17年ほどの歴史があります。私はサービス開始の頃から使っていますが、ほとんどが1対1の通話で、複数の会議はあまりしたことがありません。
Skypeは以前はアプリをダウンロードしてインストールする必要がありましたが、Windows10になって最初からインストールされるようになりましたので、導入は簡単と思われるかもしれません。
ところが、これが大変でした。
まずアプリを開くのがわかりづらいです。Window10の左下『ここに入力して検索』をすると、アプリも表示されるのですが、間違えてEdge(エッジブラウザ)の検索してしまう方が多かったです。
そして、開いたら開いたで、アカウントにサインインしなければなりません。
マイクロソフトアカウントを持っていればすぐにサインインできるのですが、まずそのマイクロソフトアカウントのパスワードがわからない方が多い。
デフォルトでサインインが電話番号になっているので、アカウントを複数作ってしまう方も発生します。。
そしてようやくログインしたらしたで、今度はフレンドになるのが大変。
メールアドレスやスカイプIDを正しく入力しても出てこないことも頻発。出てくる人もいれば出てこない人もいて一貫性がありません、謎です。
今日の5人の参加者全員が一つのグループになれるまで、1時間半ほどかかりました。
今日は私が参加者の方と同じ部屋に一緒にいて設定したからできましたが(それで1時間半かかった)、これを遠隔指示で導入することはまず不可能に近いです。
テレワーク設定の最初の導入のハードルを思い知りました…。
スカイプ会議、パソコンのパワーによっては不可能な場合も
なんとか5人のグループを設定して、スカイプ会議を実践しました。
順調のように思えましたが、参加者の方の一人のパソコンが固まりました。
そしていろいろ調整しているうちに、パソコンが落ちてブルースクリーンが発生。
長い時間かかって再起動して無事復旧しましたが、スカイプの多重会議はパソコンパワーが必要とされるなと認識しました。
とはいっても第七世代のcorei-3、メモリは8Gなので、そんなに貧弱なパソコンではないはずです。
ビデオ会議にスカイプは使えないかもしれないな、とここで確信。
マンツーマン通話なら今後も使えるかな。
会議はあきらめて、Youtubeライブに切り替えました。
Youtubeライブは快調
Youtubeライブは、アドレスを送るだけで開くことができるので誰でも簡単に参加することができます。
欠点はお互いの声で会話ができない、一方通行の配信になることです。またタイムラグもかなり大きいですね。
ですが、こちらはネット授業として現実的な選択肢だなと思いました。質問などはチャットで受けることが可能です。一度この形態で勉強会は開催してみようかな、とは思いました。
しかし慣れていない人は、Youtubeのライブチャットに参加するのが難しいでしょう。文字が早く打てない方も多いです。そしてYoutubeは怖いというイメージを持っている方も多いです。
テレワーク勉強会の難しさを実感
今回このご時世に、遠隔授業の可能性を探りましたが、想像以上に導入が難しいことを実感しました。
スカイプは、お手持ちのパソコンのパワーに左右されますので、全ての方に快適に勉強会に参加していただくにはふさわしくないと判断しれました。
まだ試していない手段でZOOMを使う方法もありますので、こちらも次回以降やってみたいと思います。Zoomのほうがテレビで紹介されるなどして、高齢者の方でも名前は知っているなど安心感があるようです。
顔つきあわせて勉強会をするのも、もちろん楽しいですが、この機会です。出席できない方もいらっしゃるので、遠隔で参加できるようないい方法がみつかるといいなと思います。