2004年刊行の『バーナード先生の英語上達の常識』を読んだ時の読書メモです。
日本人の英語の学び方はどうしてこんなにおかしい
「英語を学びたいのに、どうしてこんなおかしなことをするのか」
日本の英語教育に疑問を呈していました。
a, the, 数えられるか が大切なのに、それを教えていないとのことです。
自分から積極的に関与しないと英語は上達できない
自分から積極的に英語に付き合っていかない限り、上達はできません。
教科書と先生を自分で独占するつもりで学ばなければなりません。
英語が上達する人の勉強法
上達する人は、自分独自の戦略を多く考えられる人だそうです。
自分独自の戦略とは、自分で文やシナリオを考えること。
会話文は自分なりにシチュエーションを置き換えて、ノートや教材は徹底的におさらいするようにしましょう。
- スピーキング:習ったダイヤログをもとに、別の文を作り暗証する。
- リスニング:弱くわかりづらい音(母音)も、はっきり聞こえるまで繰り返し聴く。
- ライティング:ダイアログを物語などに置き換える練習。
- リーディング:日本語の記事を読み、関連する記事を英語で探す。
英語の中長期戦略
中期 | 長期 |
英字新聞の文法理解 | 英語小説20分間読書 |
E-mailフレーズ15種類覚える | ビジネスレターを書く |
ニュース2分ぶん聴きとる | 知っているトピックのニュースを聴く |
5通りの話し方にチャレンジ | 準備なしで10分スピーチ |
英語上達のコツ
自分の必須アイテムを見極める
自分が何をしたいのか、必須のことがらを見極めることが大事。
ネガティブな人に近づかない
マイナス思考の人や自分の足を引っ張る人と接しないようにしましょう。
自分のレベルより上の事にトライする
今まで知らなかった、使わなかったボキャブラリを使ってみる。
長めの文を書いてみる。
英語をマスターした人の共通する特徴
英語をマスターしている人に共通している特徴として『あいまいさを味方にしている』というのがあります。
細かいことに完璧主義にならないということです。
英語は心臓の外科手術ではありません、少々間違えてもOKなのです。
文法にもあまりトリッキーにこだわりすぎないようにしましょう。
本当に実力がつく英語勉強法
テキストに出てくるフレーズをシャッフルして、オリジナルダイヤログを作ってみましょう。
この勉強法は本当に実力がつくのに、英語ができるようになりたいという人のほとんどはやっていない。
野球を上達させるためにはバッティングマシーンで練習をするのに、英語の練習はしないというのはどういうことでしょう。
バーナード先生の英語上達の常識を読んで
テキストからオリジナルの会話を作って練習するというのは斬新でした。これ、実際にやってみたんですが思った以上に難しいものなんですよね。ただ、そうやってシナリオを書くこと自体が相当の勉強になります。
テキスト丸暗記だけでなく、オリジナル文を作るということに今後も挑戦していきたいと思いました。
また、自分よりレベルが上のことにも挑んでいかないといけないですね。どうしても安楽なレベルに甘んじてしまいます。
たしかに英語は間違えただけでは死なないので(政治的通訳とかは別ですが・・)あいまいさを味方につけて物おじせずやっていきたいと思いますね。