流しのタクシーで蚕室繁華街へ、アナログメモが活躍
オリンピック公園で道に迷う大興奮の出待ちが終わり、一同解散、皆三々五々オリンピック公園を後にします。大量の人が駅に進むだろうと思いきや、人々はばらばらになって分散した方向に進んでいきます。どこについていけばいいのかわかりませんでした。私達が考えていたプランは、いったんホテルに帰り、ホテルの前でタクシーを拾って蚕室の繁華街に行き、ホテルでタクシーを呼んでもらい、調べて置いたソルロンタン屋さんに行くことでした。ところが、ホテルがどこかわからない!SKハンドボール競技場は、丸く、ぐるりと回っているうちに方向感覚が全くなくなりました。どこがホテルの方向かわからないのです。なんとなく、こっちかな?人も歩いて行ってるし、という方向に行くのですが、どうも思っていたのと違う風景しか見えず。先を歩いている何人かのグループもバラバラになり、前を歩く人が2~3人になってしまいました。通行人に道をきく、が・・通行人もわからない印刷した地図をもっていたものの、ここがどこかわからないので位置関係をつかみようがありません。どんどん人が少なくなっていくので不安になったので、ついに思い切って前を歩く女性(30代くらい?)の二人組に道を尋ねました。「ちょ~ちぇそんはぬんで・・・(あの、、、すみませんが。。。) よぎ、、かごしっぷんで、、(ここに行きたいのですが) きる、、いろぼりょっそ・・・(道を見失って・・・)」地図をみせて、ここに行きたい、と指をさします。すると女性は「あ、、、私もここの人間じゃないんで、、」と困った様子でした。「あるげっすむにだ(わかりました)、カムサハムニダ」といって仕方なく去ろうとしたら「スマホのGPSで地図を見てあげるからちょっとまっていて、少し歩かないと現在位置が出ないから」(韓国語)といって、「おいでおいで」と手招きしてくれました。しばらく歩くと、位置関係がわかり、スマホのグーグルマップを見せてくれました。「方向はあっちみたいですよ」と言って、私達とは反対方向に去っていきました。反対方向なのに私たちのために歩いて行ってくれたようです。「カムサハムニダ~~~」とぺこぺこお礼をして別れました。ここで痛感したのは、モバイルWIFIが絶対必要ということです。Olleh Wifiは、ホールの中では通じましたが、屋外では電波がきていません。次回の旅はかならずモバイルWIFIを借りようと固く誓いました。↓次の旅で大活躍したのがこちら世界最大の宿泊予約サイト、Booking.com印刷して持っていった地図です。うちのプリンターは白黒のレーザです。人々が次々にタクシーに乗っていく方向を教えてもらえたのはいいものの、どんどん人気(ひとけ)のないところに進んでいるような気がします。不安になった私達(主に私)は、とにかく人が歩いている方向についていきます。すると、結構な大通りに出ました。何人かと信号待ちをしました。ところが、信号が変わっても、待っている人たちが渡りません。どうやら、その人たちは流しのタクシーを待っているようなのです。タクシーが向こうからやってくると、あるカップルの男性が親指をあげて手を伸ばすとタクシーが止まりました。タクシーの前のウインドウには赤い電光掲示で『빈차(ぴんちゃ)』と書いてあります。空席のことを빈차리(ぴんちゃり)と言うことを思い出しました、おそらく『空車』と言う意味でしょう。その後次々とタクシーがきて、待っている人たちが乗っていきました。あからさまに怪しいタクシーその様子をみていると、一台の車が私達の横にとまりました。タクシー灯もない、何も書いてない普通の車です。「みょんどんみょんどん!タクシータクシー!」といって私達を手招きします。(これは乗ったらアカンやつや・・・)とすぐわかりました。私達はいかにも観光客に見えるのでしょうか?それとも現地韓国人と思っても客引きをしているのかわかりませんが、「でっそよ~(結構です)」といって手を横にふるのですが、結構しつこく止まっていました。とりあえず避けるために、信号を渡って反対側の歩道に行くことにしました。タクシーの表示もなく、向こうから積極的に客引きをしてくるタクシーは絶対やめたほうがいいです。すぐに来た健全タクシー信号わたって3分もたたないうちに、赤い「빈차」を光らせたタクシーが向こうからやってきました。私はさっきみた韓国人たちのしぐさ通り、親指をたてて道に手をのばしました。すると、すうっと止まってくれました。ロッテワールドのところからホテルへはタクシー乗り場から乗ったので気楽でしたが、流しのタクシーははじめてです。でも、全く問題ありませんでした。行先を告げるにはメモを見せるのが一番出発前に韓国語の先生に「タクシーには、住所のメモを見せるといい、今はどのタクシーもほとんどカーナビがあるから住所を入力して検索してくれるから」と言われていました。タクシーの運転手さんに見せた実際のノートです。こんなふうに簡単な書き方でも十分通じます。もしもまだハングルが読めなくても、見よう見まねで書き写しさえすれば通じると思います。手のひらサイズの小さなノートに、フライト番号やパスポート番号など全てメモして行っています。スマホだけだといざという時使えないと困るので。これをみたらすぐに運転手さんはカーナビにぴぴぴと入力し、場所にすぐ向かってくれました。着いたら「ここでいいですか?(韓国語)」と言って止まってくれ、お店の看板で間違いないとわかりました。料金は3100ウォンでした。安い。かなりの繁華街で、絵にかいたようなサラリーマン風アジョッシの酔っぱらいがたくさんいました。近いですが、歩きでここまで来るのは無理と思いました。
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