雨で動きが鈍ったのもあり、ゲストハウスに戻ったのは14時半頃でした。カカオのない韓国人との連絡のとり方もうゆっくりシャワーをして、パックをする暇はありません。。昼ごはんも食べていません。。一応、軽く食べるためにキムパブだけ途中のコンビニで買いました。(またコンビニ飯だよ・・)でもずぶ濡れのみすぼらしい恰好を着替えて、化粧だけは直さなければ。ファンサイトで知り合った韓国の人との待ち合わせは、3時に恵化駅。雨はまだ結構ひどい、恵化駅前で待ち合わせるのはちょっと大変です。ゲストハウスの奥さんに「電話を貸してください」と頼みました。すると「どこに電話するの?」というので、これこれこういうわけで、待ち合わせをしているんだけど、雨がひどいので、どこか屋根のある、カフェか何かで待ち合わせましょうと言いたいんです。ただ、私のスマートフォンは、韓国では通話できないので連絡がメールしかないんです。メールだと、文字を打つのに時間がかかるしすぐに届くかわからなくて、、と説明すると「その人カカオもってないの?」「それがないんです・・・」「韓国人でカカオやってない人がいるなんて珍しいわね~」とそして「韓国人って、電話かけてもまず出ないのよ。あまりにもセールスの迷惑電話が多すぎて、だからたいていムンジャ(SMS)で送るの、私のスマホから送ってあげる」といって、奥さんがSMSを使って連絡してくれました。・・・日本だと、知らない人からSMS来るほうがあんまりないですよね・・電話のほうがまだあるわ。。そして”○○さんの代理で送っています。ゲストハウス主人です。雨がひどいので、どこかカフェとかで待ち合わせをお願いしたいです”と打ってくれました。するとすぐに返事”それでは、アラジンの中で待ちます”とアラジン?・・・とういのは、チェーンの古本屋のようです(日本でいうブックオフみたいな)奥さんは”もう少ししたら出かけますが、10分くらい遅れます”と、打ってくれました。助かる~~~><。。本当に親切で親身になってくれました。出かけるとき「もしも相手の人に会ったら、会えたかどうか、また連絡してね!心配しちゃうからね!」と、隅々まで気をつかってくれました。そして折り畳み傘じゃ濡れちゃうだろうからと、大きな傘をかしてくれました。アラジン書店 大学路店ちょっとわかりづらい道だったのですが、スマホのGPS様様で迷わず到着できました。到着したのは、待ち合わせ時間より遅れ。15時15分頃でした。お店は地下でした。店にはいって、すぐわかりました。私はその人を知りませんでしたが、向こうがすぐに気づいてくれました。なぜなら、私は日本での公演のとき、推しと一緒に撮った写真のために顔がわれていたから・・・(笑)無事会えたので、ゲストハウスの管理人さんに、SMS(ムンジャ)で連絡してもらいました。書店で待ち合わせっていいですよね、時間つぶせて。「すぐ出ますか?それとも、何か見たい本はありますか?」たくさん本がありましたが、もちろん私はとくに目的もないので、別にいいです、と答えました。すると、いくつか本を用意してくれていて「出会った記念に、好きなのを一つプレゼントしますよ、選んでください」といって、出してくれました。昔話の本みたいです。よくわからないので、一番表紙のデザインが素敵だなと思ったのを選びました。すると「じゃあ、それと、もう一つ私からプレゼントしますね」といってもう一冊買ってくれました。。なんか、、しゃれてる気づかいだなぁ。。私なんて、何もなく手ぶらできてしまって・・というと「いいんですよ、負担に思わないで、次の機会があればお土産くださればいいです」と言ってくれました。年上の、知性ある女性です、以後”オンニ”と呼ばせていただきます。雨の日は古宮へ「じゃあ今から昌慶宮(チャンギョングン)へ行きましょう」とオンニがいいました。「雨が降っちゃってますけど、、」というと「逆ですよ、雨が降ったときこそ、私は必ず昌慶宮に来るんです」といいました。ソウル大学医学部ガン病棟おんには今は城南に住んでいるそうですが、大学がこの辺だったそうです。なので学生時代はずっとこの辺で暮らしていたそうです。昌慶宮は書店から歩いてすぐでした。到着したのは15時35分くらい。中に入ると、、人がほとんどいません。真ん中のラインが、王様だけが歩ける石畳だそうです。私が真ん中を歩いていると、オンニは「庶民は降りて!」と冗談をいってました(笑)大きな雨つぶと『明政門』オンニが「明政門ってどういう意味か分かる?」漢字の意味のままなので、日本語でなら説明できるのですが、韓国語がとっさに浮かんできません。英語で bright politic gate といったら通じました。「そう『밝은 정치의 문』」とオンニが言いました。明るい日差しの下、たくさんの観光客がいた景福宮とはうってかわって、雨に濡れた静かな昌慶宮は、荘厳な雰囲気でした。「ね?だから雨の昌慶宮が私は好きなの」とオンニ。「この広場で、文官と武官が両側に分かれて、身分の順番に並ぶの。こうして両側にいる双方の役にんが”両班”と呼ばれるのよ」と教えてくれました。なるほど、、さらに、屋根の上にいる動物の話もしてくれました。最初にクイズのように私に問いかけ、そのあと説明してくれます。自分のボキャブラリーのなさよ・・・汗内側はこのようになっています。明政殿から、門を見た風景。火魔という魔物をよけるための水をいれておくカメだったそうですが、防火用水としても実用的。先人の知恵というやつですね。奥にまわっていきます。風情がありますね。どこを撮っても撮影スポットです(笑)さらに奥へ進んでいきます、、、続く