2020年01月13日
夜は韓国のファンの人たちと食事をしました。
今回、韓国の子にチケットを買ってもらいました。
自力でもインターパークグローバルで買えたけど、あっという間に良い席は売り切れて、後ろの方しか残っていませんでした。
韓国の人の手の速さには勝てません。
中央5列目という一番見やすい場所をとってもらいました。
その子、Aちゃんと呼びましょう。
Aちゃんは年中無休のお店で働いていて、休みは木曜日だけです。
なので今回のコンサートツアーは行けないとのことでした。
チケットオープンの時間も勤務中でしたが、それでも取ってくれました。
Aちゃんには今まで数多くのチケットを取ってもらったり、何万円というお金を立て替えてもらったりしてきています。
恩ばかり受けて何も返せていないのが息苦しいくらいです。
Aちゃんは会場に行けないので、代わりにBちゃんという子が私に会場でチケットを渡してくれるということになりました。
Aちゃんへの支払いは、韓国に到着したら銀行に振り込むという形ですることになっていました。(カカオバンクの口座でした)
日本から送金するよ、と言っても
「手数料が高いから韓国に来てからでいいよ~^^」と、いつもそんな感じなんです。
本当に私のことを信頼してくれてるんだなと、信じてくれててありがとうという気持ちでいっぱいです。
AちゃんもBちゃんも、以前一緒にお泊り旅した仲です。
そして、Bちゃんはソウルから大邱~昌原への運転をたった一人でグイグイやってくれた子です。
大邱出身ですがソウル市内に住んでいます。
大邱は日本でいうなら関西人っぽいノリで、ちゃきちゃきしています。
今回、コンサートがキャンセルになってしまったので、チケット代の銀行振り込みによる支払いはいったん保留しました。
インターパークやチケットリンクなどの韓国のプレイガイドで発売されたものなので、よもやチケット返金なしということはないだろうと。
↓お金の返金もなく詐欺コンサートとなった日本公演
201801 東京エアミーティング
ところが、Aちゃんにはもう一つお願いしていたことがありました。
それは、歌手さんのサイン入りCDです。
ファンカフェの開設記念プレゼントに、サイン入りCDが当選したのですが、海外発送不可ということで、いったんAちゃんが受け取りしてくれたのです。
それもチケットと一緒にBちゃんに発送してくれていました。
そのCDだけでも受け取れないかと思いました。
今回を過ぎたら当分韓国に来ることはなさそうなので・・・
Aちゃんに「Bちゃんとソウルでちょっと会えないかな?」とカトク(カカオトーク)で聞くと
「それはBちゃんに聞いてみて~」との返事。
そうだよね、と思ってあとで連絡しよ~と思っていたところ...
こちらからは送っていないのに、Bちゃんよりカトク
B「金曜日(1月20日)の夜9時あいてる?」
と
私「開いてるけど、、予定ないから」
B「じゃ車であ迎えに行くわ!」
え?唐突
B「私が車でAのとこまで連れて行くから、ご飯でも食べよう」
と
えええっ
Aちゃんは夜9時に仕事が終わるらしいので、Aちゃんの職場近くまで車で一緒に行って、会おうという話です。
姫に確認、すると「いいよ~!韓国の人と会うイベント楽しそう」とのことなので快諾。
すると
B「7時に宿舎(私たちの宿)の所まで行くからね~」
えっ
9時に会うのに7時に迎えですか?
片道2時間??
私達一体どこまで連れていかれるのぉ~~~??
心配がよぎります。姫は乗り物に大変弱いのです。
5分間のバスでさえ目が回ったのです。
Aちゃんが住んでいる場所は以前は小包を送ったことがあるので知っていましたが、最近引っ越したということでした。
いちいちどこ住み?って聞くのもなんだか気が引けてしまって怖くなってきました(笑)
なので20日は昼に徳寿宮と乙支路だけ行ったらもう何もする気が無くなってしまいました。
私はなぜでしょうか?韓国の人たちに会うときいつも猛烈に緊張するのです。
最近は年のせいか、手の震えが止まらないんです。
たぶんなんですけど、韓国語に自信がないのと、韓国の人に好かれているという確信がないからなんだと思います。
カトクで話してると、微妙なニュアンスで「あれ?冷たい?」って思うこともあります。
それに、今まで一緒に過ごしてきた韓国人の中には、疎遠になった人もいます。
私何か嫌われたことしたかな・・・><と不安になったりします。
韓国人のお友達同士、以前はツルんでいたのに、最近はなぜか一緒にいないな~という人たちもいます。
外国人だからでしょうか、日本人でもそういうことがあると思いますが、言葉が完璧には通じないし、文化や習慣も違う、さらに最近の日韓関係もあって、心理が読めないんです。
私はAちゃんもBちゃんも大好きなので嫌われたくない!><という気持ちが働きすぎてドキドキしてしまいます。。
その緊張が姫にも伝わったのでしょう「大丈夫!落ち着いて!」と何度もはげまされました。
私がこんなんじゃ姫もさぞかし不安だったと思います。
姫には「私がどこまで何時間かかるか聞くから、無理と思ったら私だけ行くので姫はホテルでゆっくりしててくださいね」と言っていました。
Bちゃんは予定した時間通り、7時に到着予定というカトクを送ってきました。
B「宿舎のそばにあるサブウェイ(サンドウィッチ屋)のところで待っていてね~」と。
Bちゃんは本当にHOTで約束を守る信頼できる人です。きっちりやってきました。
サブウェイの前はバス停だったので、「早く乗って~~」と促されました。
あれよあれよと私と姫は後部座席に乗ります。
すぐに車は走り出しました。
B「元気だった?会いたかったよ~」と言ってくれました。
私「あのう~~、私達どこまで行くんですか?何時間くらい乗ってますか?」
B「え?なんで?」
私「姫さんが体が悪くて、車に長い時間乗っていられないみたいなんです」(いつも敬語)
B「う~ん、1時間くらいかな?大丈夫?」
姫に通訳します
姫「ケンチャナヨ」
私「(日本語)大丈夫なの?」
姫「(日本語)うん、もういいよ、だって乗っちゃったし~」
いちまつの不安を載せて車はそのまま進んでいきました。。
車は東大門の方を通って走っていきます。
B「漢江沿いのほうの道を行った方が距離は近いんだけど、この時間渋滞がすごいからこっちのほうがいいかなって」
姫は東大門を車窓から眺めて嬉しそうでした。
車を走らせながら、いろいろな話をしました。
私の韓国語はまだまだでしたが、Bちゃんは一生懸命聞いてくれました。
ああ、もっと流暢にお話ししたい。自分の気持ちをもっと自在に表現できたらきっと素晴らしいのにな~と思いました。
車で1時間ということなので、Aちゃんとは8時に待ち合わせているようです。
当初の予定より早く仕事が終わったのでしょうか。
私はソウルの夜の車窓が大好きです。
だからこの曲もPVも大好きだったんです。
奇跡が起きれば良かった、全部夢だったら良かった
(この現実は悪夢だけどね)
Bちゃんは、私が歌手さんのゆるぎないファンだと信じて疑っていません。
もしも、、、半分ファン卒してるのを知ったら、どうなるんだろ。
1時間の時間がかかるというのは、渋滞も加味しての設定だったようです。
目的地は漢江の橋を渡ってすぐの所でした。
なんだ江南じゃん、近いじゃん~って感じでした。
違う地域の京畿道のどっかとかに連れられて行ったらどうしよう・・・と思っていたのでほっとしました。
この日私達が通った経路です。
目的地にはBちゃんの予測どおりきっかり1時間かかりました。
江南のYes24ライブホールの近くでした。
Aちゃんはその近辺のお店につとめています。
私たちはAちゃんの働いているお店すぐそばにあるチキン屋さんで待ち合わせることになっていました。
お店はこちら
Googleストリートビューより
ちなみに、Aちゃんのお店は、某有名プロダクションのすぐ近くだそうで、アイドルが時々買いにくるそうです。
アイドルは顔が握りこぶしくらい小さいって言ってました(歌手さんが顔でかいからね)(笑)
とっても美味しいチキンでした。
実は私はチキン屋さんに行くのは初めてだったんです。
ここのお店の変わっているメニューとしては、ヨーグルトアイスクリームがのったサラダなんかがありました。
Aちゃんが来る前に軽く私達でイッパイやって、しばらくして仕事を終えたAちゃんが合流しました。
コンサートのお金は、さきほど返金されたそうなので、私はAちゃんに6000ウォンのCDの送料だけを払い、サインいりCDを受け取りました。
宿に帰ってから姫にプレゼントしました
Aちゃんが合流してからは、AちゃんとBちゃんの爆弾トークと爆食を堪能しました。
いろんな話を聞きましたがここでは書けません(笑)
ただ、私も100%分かっているわけではなく、60~70%くらいでしょうか。それを姫に通訳しながら。
またも韓国語能力の足りなさに悶々とするのでした。
もっと感謝を伝えたい、自分の気持ちをちゃんと言葉にしたい。
楽しい、、本当に楽しい、、こんな時がずっと続けばいいのに。
もしかしたらこの子たちに会えるのは今日が最後かもしれないのに、、そんなことを考えながら。
私はあまり飲食が進みませんでした。
ひとしきり時は流れ、帰ろうかという段階になりました。
姫が日本から持ってきたお土産、東京ばな奈を渡したところ、「オモ~~~」とすごく喜んでくれました。
日本製品ボイコットの時流の中、嫌がられたらどうしようとちょっと心配もありましたが、いらぬ心配だったようです。
Aちゃんは電車に乗って帰るということでそこでお別れ。
思わず「タシマンナヨ」と言うと、手を握ってくれました。
あ~私はAちゃんが大好きだな、とあらためて感じます。
駅に急ぐ可愛らしい後ろ姿を見送ってから、私達はBちゃんの車に乗り込みました。
帰りのルートは漢江沿いを走ってくれました。
韓国がはじめての姫のために、、Bちゃんはいろいろと観光ガイドもしてくれました。ここはこうだよ、あそこはこうだよ。。と。
ああ、もっと私韓国語が流暢だったらな!><
そして「帰り道沿いだから、特別な所に連れて行ってあげる!」といってスペシャルな場所に連れて行ってくれました。
私はそこへ行くのは二回目だったんですが、姫はとても感激していました。
窓の明かりは、点いていました。。。
Bちゃんは、姫のためにプロマイドのお土産をくれました。
まだ一度も歌手さんを生で見たことのない姫。
せめてもの気遣いにあふれていました。
コンサートの中止、
Bちゃんは「こんなことになって、自分が申し訳ない」と言っていました。
何も申し訳なく思う必要ないのに、韓国を代表して謝られてしまいました。。
Bちゃんは、南大門のほうをぐるっと回って、私たちを元の場所に帰してくれました。
姫は「今日だけで韓国の観光地をいっぱい回れた、本当に感謝感謝だよ」と言ってくれました。
私達は「また会いましょう」と約束して、その場を別れました。
だって言えないよ、これが最後だなんて...。
少しおセンチな気分になって、二日目の夜は終わりました。
明日は、明洞と東大門に行きます!