2016年08月26日
妖しい電飾に迎えられたシルロアムサウナのビルに潜入です。
到着したのは22時55分頃、ほぼ11時ですね。
電飾のスロープを上がっていくと、さらなる怪しさ。
森の動物たちがお出迎え、、だけどなんか怖い!
子供の頃、山の上の遊園地にあったお化け屋敷みたい><!
一瞬ひるみましたが、入り口は明るく健全な感じです。
サウナ(チムジルバン)に入るのが初めての私、まずどうやって受付ればいいのか、不安でした。
何時間?とかいうの?サウナだけとか泊まりとかいうの??
ところがここは、何も言わなくてもアジョッシ(おじさん)が私たち二人をみて
「3万ウォン^^」と、言いました。
一人15000ウォンですね。入り口で前払いでした。クレジットカード(JCB)で決済できました。
そして、私たちそれぞれに、タオルと着替え(韓国ドラマでよく見る、Tシャツと短パン)のセット、そしてカギをぽんぽんと渡してくれました。
アジョッシは、私たちを見るなり、すぐに日本人とわかったそうです。わかるのかなあやっぱり。
私自身は最近日本人バレしないことも多いんですが、なんぴょんがいかにも観光客だったのかもしれませんね。
さてここからが問題でした。。
さすがにサウナの中は写真がとれませんので、ここからはずっと文章が続きます。
そう、ここはお風呂があるので、男女更衣室や浴室は別行動となります。
なんぴょんは、韓国語が全くわかりません。英語もほとんどできません。
私と離れ離れになるという試練を体験することになります。。
私が一度でも内部構造がわかっていれば、どうなってて、どこで待っててね、と言えるのですが、私も中がどういう仕組みになっているかわからないので、なんと説明していいかわかりません。
とりあえず、案内表示をじっと見ます。
写真を撮ることが出来なかったので、ソウルナビのページより抜粋
<階別紹介>
5 階
男性睡眠室・女性睡眠室・休憩室・男性睡眠室(イビキをかく人専用)
4 階
火汗蒸幕・アイス室・土窟室・酸素室・炭冷房室・砂利汗蒸幕・塩汗蒸幕・黄土チムジルパン・玉汗蒸幕・売店
3 階
映画ルーム・団体室・カラオケ・ゲームルーム・PCルーム・フィットネスルーム・休憩室・軽食堂
2 階
白玉汗蒸幕・玉汗蒸幕・休憩室・指圧室・ネイルアート室・酸素室・キッズルーム・出会いの広場・韓食堂・カフェ
1 階
男性脱衣場・女性脱衣場・美容室・理容室・売店・携帯品保管所・ヨモギ蒸し室・洗濯サービス・靴磨き
地下1階
霧サウナ・麦飯石サウナ・塩風呂・気玉湯・ヨモギ湯・塩サウナ・水風呂・あんま湯・黄土湯・アカスリ
2階に食堂がある、食堂は必ず男女一緒にいられるはず。
「中に入ったら、更衣室があるはずだから、この服に着替えて、2階の食堂の前で待ってて」
と言いました。
なんぴょんはすっごく不安そうでしたが、私たちはいったん離れ、再会を誓いました(笑)
女性用入口から入ると、すぐに広いロッカールームになっており、受付がありました。
キョロキョロしていたら、
「先ず靴をロッカーに入れて」と言う意味のことを言われました。(英語交じりの韓国語でした)
最初にもらった鍵は、靴箱の鍵でした、靴を入れてまたキョロキョロすると
「そのカギをもってこっちにきて」というので、カウンターにいくと、
そのカギと引き換えに今度はロッカーのカギをもらいました。
ロッカーの番号が書いてあるので、そのロッカーでようやく着替えです。
スマホと財布とパスポートはロッカーに入れずにおきました。(失敗したのは、Wi-Fiルータを持ってこなかったことです。)
ロッカーの扉には、
「貴重品をフロントに預けずロッカーに入れて置いた場合の盗難に関しては一切責任を負いません」
というような注意書きが書いてありました。
コネストなどの口コミでも、ロッカーは鍵が壊されてスマホやサイフが盗まれるという被害が書かれていたのを見たことがあります。
着替え終わったら、ロッカーのカギをもって、カウンターに行き
「貴重品お願いします(キジュンプン プッタカムニダ)」と言うと、
ロッカー番号(と、ローマ字で名前書かされたっけ?)を控えて、カウンター後ろにある鍵のかかるロッカーに貴重品を入れ、そのカギを渡してくれました。
つまり、着替えロッカーと貴重品ロッカーの2つの鍵を持って歩くことになります。
食堂や、その他内部のサービスは、クレジットカードが使えなそうでしたので、いくらか小銭をサイフから出してポケットに入れておきました。
二人の食事代なども考えて、4万ウォンくらい持ちました。
短パンのポケットは深くて、小銭もスマホも十分入る大きさです。
今回私たちは持っていませんでしたが、大きい荷物も預けることが可能でした。
最初の入り口、受付カウンターの目の前のところに、透明扉の小さい物置みたいなところがあり、そこにぎっしりトランクが詰まっていました。
みんないっしょくたに詰め込まれていたので、貴重品には向かないかもしれません。
いったん預けたら取り出しが面倒くさそうなので、使うものは出しておいた方がいいと思います。
更衣室からでて、まずは一人のこしてきたなんぴょんの救出です。
2階まで階段で上がると、すぐに食堂があり、その前のベンチにすでに座っていました(笑)
待ち合わせ場所にして正解でした。
「ぜんぜんわけわからんかったけど何とかこれた。。」
身振り手振りで、かなりぞんざいに扱われながらも、着替えてロッカーに服を入れてきたそうです。
「スマホはもっておいで、サイフとパスポートはロッカーに入れてちゃだめだよ」
というと
「えー><また行くの?」と嫌そうでしたが
「だめだめ!盗まれるよ!」ときつく言って
「ロッカーから財布とパスポート出して、カウンターで見せながら「プタケヨ(부탁해요=お願いします)」って言えば通じるから!」
と、
「プタケヨだよ、プタケヨ!」
単語いくつも覚えさせるのは無理なので、それだけなんとか覚えてもらって、行かせました。
数分後、無事貴重品をあずけて戻ってきました。でもそうとうヘコんでました(笑)
・・・私の場合、韓国語あるていどできるし、女性なので優しかったですが、男性は、言葉ができないとかなりぶっきらぼうに扱われるようですね。。やはり言葉は大事。。
食堂は少し写真がとれそうな雰囲気でした。
メニューは、写真と日本語付きですごくわかりやすいです。
どれもおいしそう・・・なんだけど、なんと、食欲がありません(笑)
時刻は11時半をまわっていました。すっかりお腹はひっこんでいたんです。
とはいえ、飛行機から何も食べていないので食べないわけにはいきません。
何にしよう、、本気で迷いました、、
私は、インスタントラーメンなら食べれそう・・ということでプデチゲ
なんぴょんは、とりあえず食べなれたもの、日本では大好物の焼きサバを選びました。
メニューには、日本語も書いていますが、注文は韓国語オンリーです。
プデチゲは、問題なかったのですが 고등어구이(コドゥンオクイ サバ焼き )が全く通じません。。
私の発音にもまだまだ課題があるようです><
こういう時は、番号です、「6番(ユッポン)」というと、通じました。
「シックスよ?」と英語で帰ってきましたので、韓国語が全くダメな場合、英語でナンバーを言ってもよかったかもしれませんね。
注文したら、席で飲みながら待ちます。どのタイミングで取りに行っていいかもわからないので結構出来上がり具合を見に行ったりしてました(笑)
さきにプデチゲができてきました。おかずは、二人共通です。
シッケ(甘酒が薄いみたいなジュース)とビール(メクチュ)も頼みました。
シッケはサウナではみんな飲む飲み物のようですので、一度挑戦してみたかったのです。
甘すぎず、香ばしく、飲んだことのない味ですが、体によさそうでした。
ビールもシッケも、食堂の外に持ってても良いっぽいです。
これが全貌です。
ブデチゲの味は、まあ、辛ラーメンですね、期待を裏切らない味です。満足。
そして、サバ焼きはあとから来たのですが、ご飯やおかずはそれにはついてこず、サバだけが来ました。
サバ焼きは定食のように食べるものではなく、ツマミのようです?よくわかりません。
味は日本で食べる塩サバのほうが美味しかったです(あんまり脂がのってなかった苦笑)
なんぴょんはご飯が食べたかったので、プデチゲについてきたご飯をなんぴょんにあげ、私はプデチゲだけでよかったのでちょうどよかったです。
おかずの味はまあ普通。
プでチゲは、なんぴょんはすごく辛いと言っていました。私にとっては普通。
わかめスープもありました。
どっちに何がついてるべきものなのか、謎です。
お腹が膨れまして、なんぴょんはかなり眠くなってきたようですが、せっかく来たのでがんばって内部探検です。
2階は食堂と、リビングルームのようにテレビがありました。子供とかも起きてテレビを見ていました。
全体的にホールは薄暗い感じ、マッサージなどはこの時間だとやっていないようです。
シルロアムサウナの中はフリーWi-Fiがあるということでしたので、スマホでチェックしてみました。
確かに飛んでるんですが、これが非常に接続が悪い・・
しかも、オープン(鍵なし)なので、セキュリティ的に問題があります。。
長居するつもりじゃなかったので、サウナにはWi-Fiルータを持ってこなかったんですよね、、
次、泊まりなどで来る場合は、貴重品ロッカーなどに入れず、ポケットに入れて持ち歩くべきと思いました。
(浴槽に浸かるなどのときのために、ジップロックがあると良い)
サウナに入る時は熱でやられますので、その間スマホは各フロアにある充電もできるロッカーに預ければよいようです。
三階も暗くなっていましたが、人は結構いました。
フロアで寝てる人、ノーパソで何やらやっている人。
カラオケやパソコンが使えるスペースもありました
(有料、1時間2千ウォンくらいか?)
マッサージチェアがあったので、やってみることにしました。
15分?20分?2000ウォンでした。
マッサージチェアの感想は、、、
痛い!痛い!!めちゃくちゃ気分よくない(笑)
とにかく力強すぎて、足とか悪くなりそうでした。。肩はまあいいんですけどね、、
機械が信頼できないので、この痛さで正解なのかがわからないのが怖い。
私は足が悪いので、結構やばい感じです。
・・・どうりで日本製のマッサージチェアが韓国で人気のはずだと思いました。。
早く終わらないかなーー><と二人でガマンしながら当たってました。
サンドイッチやジュースを売っている売店があり、そしてこのシルロアムサウナの最大の売り、さまざまなサウナ(チムジルバン)があります。
私は実はサウナに入ったことがないんです、、怖くて、、熱が、、
持病もあるので、暑すぎるところはちょっと控えたい。
温度の低いところなら、入ってみたいですけどね。
なんぴょんは眠くて眠くて早く寝たい病だったので、とりあえず冷やかしで様子を今回は見るだけにしました。
サウナにきてサウナに入らないのもアリです。
サウナは泊まることも可能ということなので、一度泊まってみたいという希望がずっとありました。
ですが、女一人で大丈夫なのか、など不安があり、いままでできずにいました。
今回はなんぴょん同伴ということで、安心して偵察することができました。
たとえ全く言葉がしゃべれずとも、全て私がリードすることになろうとも、男性同伴というものは心強いものです
・・・ただ、勝手がわかった今は女一人でも十分平気だということがわかりました。
シルロアムサウナの仮眠施設をみた結果、ここは十分泊まれる!と確信できました。
眠るところはたくさんあり、穴倉のようではありますが、半個室のようになっているところもあり、すごく落ち着いて眠れそうです。
全くの一人部屋じゃないと落ち着けないという方は無理かもしれませんが、私のように相部屋ゲストハウスに慣れている人間は全然快適。
なんぴょんもここにはかなり気に入ったようで「次からホテルいらんな~!」とテンションがあがってました。
早く寝たいモードのなんぴょんをひっぱって全館観察してきました。
いったん2階、食堂の前の広場にでてきました。
私は浴槽につかってみたかったので、お風呂に入りにいくと言ったら、
なんぴょんは「俺は風呂はいいでここで待っとる」といって、床に枕を置いて寝てました。
「スマホ盗まれんようにね!」とくぎをさし、私はお風呂へと向かいます。
お風呂は、いったん1階の女子更衣室に入り、更衣室の中から地下の浴槽コーナーに入っていきます。
スマホなどの貴重品は、カウンターでもういちど預け直すのもいいかもしれませんが、私はなんぴょんに預けてきました(爆睡してたら心配だ・・・)
スマホとかはジップロックにいれてかごにいれるといいかもしれませんね。
それにしても、韓国人は、隠しもせず素っ裸で若い子も歩いてます(笑)
白人、黒人もいましたが、彼女たちは若干タオルで隠してましたが、、
タトゥーとかも全く問題ありません。
私は郷にいては郷に従えで、韓国人風に堂々歩きました(笑)
お風呂は日本の銭湯とよく似ています。温度さまざまの浴槽がありました。
アジュンマがマメに掃除しているので、不潔な感じはありません。
そして水が特殊みたいです。
お風呂をあがってから肌がつっるつるになってすごく気持ちよかったです。
アメニティに関しては、備え付けのシャンプーなどが一切ありません。固形石鹸があるだけでした。
お風呂を出た所に、化粧水と乳液、ドライヤーなどがありました。
韓国人の様子を見ていると、小さな100円ショップかごのようなものに、シャンプーリンスなどを入れて持ち歩いていました。
ひとしきり満喫して、2階に戻ったら、案の定なんぴょんは床で爆睡していました。
どこでもすぐ寝れるのはうらやましいです(笑)
なんぴょんを起こして、着替えて外に出ます。
このまま泊まっていこうかとすら思いましたが、とりあえず帰りましょう。。
着替えて、ロッカーと貴重品のカギをカウンターにもっていき、貴重品を出してもらい、借りていたタオル・Tシャツ・短パンを返却します。
靴を履き替え、外にでると、なんぴょんはまだいませんでしたので、ベンチに座って待ちます。
すると、アジュンマが話しかけてきました(社長の奥さん?的な)
流ちょうな日本語です
「サウナは試していかれましたか?みなさん入っていくうちの汗蒸幕」
という日本語に
「いえ、今回は、、お風呂だけなんです(^^)」と韓国語で答える
(熱くて怖いとかいうのは、面倒な会話になりそうだったのでやめた(笑))
最近の気候とかの話もされてましたが、かなり日本語が達者な方です。
そうこうするうち、なんぴょんがやってきました。
「ふぅ~~なんとかなったけど、カギを一緒にするなって怒ってるみたいだった」と
貴重品のロッカーのカギと、着替えのロッカーのカギを、つなげていたらぶつぶつ言われたそうです(笑)
なんぴょんは「もうすこし韓国語おぼえてリベンジしたいぜ」と心に誓っていました(本当か)
サウナを出たときには、日付がかわってAM1時を過ぎていました。。
楽しかったなー次も必ず来たいな~~!私はこういう所、大好きです。
2017年12月に、一人で早朝お泊りしました。
→ シルロアムサウナお泊り体験
混んでましたが、快適でした!