2014年07月29日
韓国に行くのが8月29日、7月末の時点で私たちはパスポートを持っていませんでした。
パスポートが無い状態で、ミュージカルチケットをとり、飛行機を予約し、ホテルも送迎も予約したのです。完全に順番が逆ですね。
私も女友達も、海外旅行は初めてではありませんでしたが、数年前に失効していました。
再発行も新規発行と手順は同じです。
1.必要書類をそろえる
↓1週間程度
2.旅券センターに出かけて申請
↓2週間程度
3.旅券センターに受け取り
パスポートの取得は通常2週間かかるといわれていますが、パスポートの発行には戸籍謄本が必要です。
私の本籍は岡山、すぐに行ける距離ではないため、取り寄せが必要です。
韓国に行くまで残り1ヶ月ほど、さらにお盆をはさみます。
何かの間違いで再提出などが必要になったら間に合わないかもしれません、一刻の猶予も許されません。
女友達は、まだ行くかどうか決めかねている頃、ちょうど実家の神奈川にいっていたので、そこの旅券センターに出かけたそうです。
「閉まってた」とがっかりしていましたが、旅券センターは土日祝日はやっていません。
さらに、彼女の本籍も、神奈川ではなく千葉だったので、戸籍謄本もない状態で行って仮に開いていても何もできなかったでしょう。
私は住んだことはないのですが本籍が岡山なのです。
市役所のホームページを検索し、戸籍謄本の取り寄せ方法を調べました。
各市区町村で申請方法が異なるので各自確認が必要です。
女友達は、学生で愛知に住んでおり、住民票は実家でした。
戸籍謄本は住民票のあるところに送られてくるので、彼女は実家に送ってもらいそれを転送してもらうという手間もありました。
私は取り寄せのための書類のPDFを開いて印刷し、記入。
郵便局で指定の金額の為替を買い、ほか必要書類を同封して、簡易書留で送りました。
普通郵便では追跡ができないので、書留が安全です。
7月25日金曜日に送付したところ、7月29日火曜日に戸籍謄本が返送されました。
つまり4日ほどで返送されてきたということです。
思ったよりも早かったのですが、とても待ち遠しくてドキドキしました。
女友達もそれより少し遅れて無事に戸籍謄本を受け取れました。
パスポートは、原則、住民票のある場所の管轄する旅券センターで申請しなければいけません。
女友達の住民票は、実家の神奈川のままでしたが、学生であるという証明ができれば、名古屋の旅券センターなら発行できるということでした。
ということで、パスポートの申請、取得は私と一緒に名古屋の旅券センターですることにしました。
ふたりとも戸籍謄本を入手でき、その直近の8月5日火曜日、私の会社の休みが取れたので、パスポートの申請に行くことにしました。 女友達は夏休みです。
名古屋の旅券センターは、新しいビル、ルーセントタワーにあります。
私はそこに行くのが初めてでした。新しいので名古屋駅の表示も完備されていなくて、工事中の高いビルに視界も阻まれ、結構迷いました。人に聞いてやっとたどり着きました。
地下から行けば暑さを避けれたのを後で知りました。
良く晴れた日でとても暑かったです、私達は一階のフロアーで待ち合わせ。
たくさんのパスポート申請者と思われる人たちが行き来していました。
ビルの中も新しくきれいで、ホテルみたいです。
旅券センターは5階にあります。
※私は名古屋市内在住ではないのですが、今年から私の住んでいる市役所でも申請ができるようになったそうです。お住まいの自治体で確認してみてください。
パスポートの申請に必要な写真はもっていきませんでした。
同じフロアの旅行用品店で撮影もできるとのことだったので。写真を撮影しに、まず店へ向かいました。
一眼レフによる撮影と、証明写真ボックスによるセルフ撮影の2種類がありました。
私は迷わず撮影してもらうほうを選びました。旅券は10年なので、少しでも写りのいい写真が欲しかったですからね。
店の隅にある簡易的な撮影所で、店員の若い女性が三脚のカメラで撮影をしてくれました。
結論で言うと、失敗です。
なんとも照明が暗く、かなり老けた感じの顔になってしまいました。
カメラを撮影してくれる女性も、プロのカメラマンではないので、タイミングもいまいちです。
面倒がらずに写真館に行ってとるべきだと思いました。
もしかしたら証明写真ボックスの美肌加工のほうが良かったかもしれません。
そうして10年後の顔のパスポートを10年間使うことになってしまいました…。
旅券センターの中に入り、必要書類を記入します。
私のそろえた書類は完璧だったので問題なし。
女友達はちょっと気がかりでした。
学生で、名古屋に住んでいることが証明できれば、パスポートは申請できるということを確認してきたものの、実際にやってみるまで安心はできません。
彼女は学生証と、公共料金(電気ガス水道)の領収書をもってきていました。心配なのはそれらに住所が書いていないことでした。それでも、無事受領されました。
私の書類に不備はないので、順調に処理が進んでいたのですが、係官が少し戸惑った表情で私に言いました。
「縦書きのサインが認められるかどうか確認しなければなりません。
不可能だった場合、パスポートがすぐには発行されない場合があります。」
ええっ!
私はパスポートだけでなく、クレジットカードも、サイン式の銀行口座も、すべて同じ漢字筆記体、縦書きのサインなのです。
防犯上、とくに外国人には絶対マネができないからと、初めてパスポートを作った時からそうしています。
「私はクレジットカードも全部このサインなんですが、以前のパスポートもそうだったんですけど。」
と伝えると、
「縦書きの方が書き慣れているということですね?上の者に確認してまいります」
と言って係官は奥に入っていきました。
2週間後の受け取り時に突き返されて再申請となってしまったら間に合わない。
面倒なことになっちゃったな、と心配しましたが、10分ほど待たされた後。
「問題ないとのことでしたので、これで申請できます。」
と言われました。
よけいな危惧だったようです、こういうとき大事なのは「前例」「実績」なんだなとつくづく思いました。
初めてパスポートを申請するときそう言われたら書き直してしまっていたかもしれません。
韓国ではなく別のアジアの国で、パスポートのサインと実際のサインが違うとつっこまれたときがありました。
例えば「子」という字の横棒が、パスポートでは下のハネの部分とつながってるのに、サインしたときつなげなかったとします。
日本人だと、字の全体で同じ人が書いたと判断できても、漢字を知らない外国人だと、形でしか判断できないので「つながってないじゃないか!」といわれる場合があります。
韓国は漢字がある国だから、どうでしょうか?
とりあえず、私は韓国にいってサインでつっこまれたことは一度もありませんでした。
(あまり見ていない?)
2週間後、8月13日、再度名古屋ルーセントタワーに行って、トラブルもなくパスポートを受け取りました。
受け取りは申請時にもらった一般旅券受領証に、16000円の印紙を買ってはりつけるだけなので簡単でした。
すんなり終わって、女友達を連れて自宅に帰り、彼女に死ぬほどビデオを見せて予習につとめました(笑)
これでようやく必須のものが揃い安心しました。
新しいパスポートと、家にあったピンの2万ウォン札
家族が何年か前に行ったときのお金が出てきました。
はじめに見たときはピン札で2万!日本円にしていくら?とわくわくしましたが、
2千円弱(笑)それでも、韓国でたしにできます。
パスポートを無事ゲットして
…2週間後、渡韓です!
残る不安は、
当日空港に遅れず行けるか、
天候よく飛行機は飛ぶのか、
ちゃんと公演が行われるかどうか、、、